しもやけの原因と予防・対策法!かゆい痛いはもうイヤ!
2016/11/21
肌寒くなり、夏場の虫刺されによるかゆみからようやく解放されたこの時期。
しかし安心できないのが冬の季節病ともいえる『しもやけ』によるかゆみや痛み。
かゆいって本当に辛いですよね!
そこで今回はしもやけによる症状や原因、そして予防法・対策についてお伝えしていきたいとおもいます。
■しもやけの症状は??
寒い時期に生じやすい肌トラブルのため冬の病気ともいえる『しもやけ』。
正式名称を『凍瘡(とうそう)』といいます。
男性より女性に多く、また子供にも多いと言われています。
手足や耳たぶ、頬などが赤く腫れてしまい痛くてかゆいといった症状が起こります。
主なものとして子供に多くみられる『樽柿型』といった手足全体が真っ赤に腫れあがる症状、大人に多くみられる『斑型多形滲出性紅』と呼ばれる部分的に赤くなる症状があります。
☆こんな症状が出てしまったときにはしもやけの可能性が高いです。
- 手や足が赤く腫れている
- 手足に赤い発疹がある
- 靴を履くときに痛いと感じる
- 手足が暖かいところでかゆくなる
- 手足が寒いところで傷みを感じる
また、しもやけは冬真っ只中の寒い時期に一番多いイメージがありますが、初冬や初春にも多く、地域も寒さの厳しい北海道や東北地方だけでなく九州でも発症事例があることから少々の寒さでも要因となることが考えられます。
■しもやけの原因は??
しもやけになってしまう原因とは何でしょうか?
それは寒さによる『血行障害』によるものです。
寒さや冷えにより心臓から遠い手足や耳への血液循環が悪くなり血行不良となることによって炎症が起こり、しもやけを発症してしまいます。
また、冷え性になりやすい人は要注意です。
そもそも冷え性の原因が手足や指先の血行不良により生じていることからしもやけの原因となりやすいといえます。
またしもやけは寒さだけでなく湿度も影響があります。
手袋や靴下などが湿ったままで装着し続けることも避けましょう。
☆こんな人は要注意
- 冷え性である
- 水に触れる機会が多い
- 先が細い靴やヒールを履いて足を圧迫していることが多い
- 汗っかきである
■しもやけの予防法や対策は??
つらいつらいしもやけになってしまう前に今からできる予防法を先に知っておきましょう。
対策をするのとしないのとでこの冬の快適度が大きく変わるはずです。
・長時間体を冷やさないよう気を付ける
身体を冷やすことにより毛細血管が収縮するなど血行不良の原因となります。
冬場の寒い時期には手袋、マスク、マフラーなども着用し防寒対策をしっかりしましょう。
気温が5℃前後になるとしもやけの危険度が増すようです。
・水仕事はゴム手袋を利用する
冬場の冷たい水仕事は手や指先を冷やし血行不良の原因となります。
また、洗剤などにより手の脂分を落としてしまい肌トラブルの原因にもなります。
ゴム手袋を着用し手指を守りましょう。
・先が細く足を圧迫する靴・ヒールを履かない
先端の細い靴やヒールなど足を圧迫する履物は血行を悪くし、冷え性やしもやけの原因となります。
オシャレも大切ですが出来るだけ避けましょう。
・肌を濡れたまま放置しない
水仕事やスポーツの後の汗などを濡れたまま放置すると水分の蒸発とともに熱が奪われてしまい冷えの原因となります。
血行不良を招きしもやけの原因となってしまいます。
・ビタミンEを摂取する
食事の際にビタミンEを多く含む食事を心掛けると効果的です。
ビタミンEには血行促進効果がありしもやけ予防に適した栄養素となります。
ビタミンEを含む代表例として落花生、アーモンドなどの豆類やたらこ、かぼちゃ、ほうれん草、マヨネーズ、サラダ油などがあります。
これらと合わせて一緒にベータカロチンやビタミンCを摂取するとビタミンEの吸収が上がりより効果的になります。
ベータカロチン、ビタミンCを多く含む緑黄色野菜も積極的に取り入れていきましょう。
■まとめ
今回は冬の季節病『しもやけ』についてご紹介させていただきました。
ただでさえ厳しい寒さで辛いこの時期。
かゆみや痛みなどの余計な辛さは出来るかぎり回避したいものです。
今回ご紹介した予防法で少しでも対処に役立てつことが出来れば幸いです。
もし実際にしもやけになってしまった際には早めに医師の診察を受ける、市販薬を活用するなどしましょう。
この時期にはしもやけのほかにも『あかぎれ』や『凍傷』など寒さが原因でおこる症状があります。
それらについてもまた機会があればお伝えしていきたいと思います。