ボクシング井岡一翔選手!今年の年末は王座統一戦!
2018/01/03
好カードの並ぶ毎年恒例の年末ボクシング世界戦ラッシュ!
2016年大晦日の12月31日には3会場でタイトルマッチが行われます。
・東京では田口良一選手、内山高志選手のダブル世界戦
・京都では井岡一翔選手、大森将平選手、小国以載選手のトリプル世界戦
・岐阜では田中恒成選手の王座決定戦
この日だけで6試合も楽しめるとはとても豪華です。
そこで今回はこの豪華な世界戦ラッシュの中でも京都アリーナ島津で行われるトリプル世界戦のメインイベントを務める井岡一翔選手のWBA世界フライ級タイトルマッチにスポットをあててみたいと思います。
■実は王座統一戦!
井岡一翔選手の今回の試合はこのフライ級では4度目の防衛戦となります。
対戦相手はタイ出身のスタンプ・キャット二ワット選手。
一見、いつも通りの防衛戦かと思ってしまいますが、今回はただの防衛戦ではなくなんと『王座統一戦』なのです。
つまり相手も『世界王者』ということになります。
正規王者の井岡選手VS暫定王者スタンプ・キャット二ワットとの世界王者同士の一戦になります。
■スタンプ・キャット二ワット選手の経歴
今回の対戦相手である暫定王者、スタンプ・キャット二ワット選手はどんな選手なのでしょうか?
出身地:タイ
生年月日:1998年1月7日(18歳)
戦績:15戦15勝(6KO)無敗
身長:164cm
主なタイトル
- PABAフライ級暫定王座
- PABAフライ級王座
- WBA世界フライ級暫定王座
なんと無敗の選手なんですね。
しかも18歳と若い。
タイ国内で最速となる17歳で暫定世界王座を獲得した選手でまさにタイの期待のホープといえる選手です。
■試合展望
18歳、無敗の暫定王者と聞くと非常に強敵に感じますが、KO率もそれほど高くはありません。
また、タイ国内での試合経験しかなく実力は未知数。
さらにやたらと暫定王座を乱立させているWBAの現状を考えるとこの暫定王座のタイトル自体に価値があるのかが疑問です。
ただしWBAランキング1位であること18歳で世界の舞台に躍り出る活躍を考えると潜在能力は高そうです。
それに対し、井岡一翔選手は9歳年上の27歳で21戦20勝(12KO)1敗と倍以上のキャリアを誇ります。
また現在世界最速のキャリアで3階級制覇をしていることから戦績だけでも格が違います。
現在2試合連続KO防衛中ということで勢いもありフライ級の体格が馴染んできたようです。
私の印象では順当に井岡選手の終盤KO勝ちと予想しています。
しかし何が起こるかわからないのがボクシング!
12月31日ははたしてどんな結果が待っているのでしょうか。