井上尚弥、試合結果！河野公平に６回ＴＫＯ勝ち！来年はロマゴンとビッグマッチか？！

2016年12月30日有明コロシアムで行われたボクシングフェス2016のメインイベント、ＷＢＯ世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者井上尚弥選手が挑戦者で前ＷＢＡ世界スーパーフライ級王者の河野公平選手と対戦。

激しい攻防の末、6回1分1秒TKO勝ちで4度目の防衛に成功。

元王者との日本人対決を見事に制しました。

最高の形で2016年最後の試合を制し、いよいよ来年ローマン・ゴンザレスとのビッグマッチへ期待が高まります。

勝った井上尚弥選手の戦績は12戦12勝（10KO）無敗。

敗れた河野公平選手の戦績は43戦32勝（13KO）10敗1分。

■試合経過

１ラウンド

左を鋭く当てていく井上選手。
左も右も切れ味抜群の井上選手。
ラウンド中盤には河野選手がガードの上から井上選手にパンチをまとめていく。
早くも会場は両者の声援で盛り上がる。

２ラウンド

接近してガードの上からパンチをまとめる河野選手。
一方、井上選手は手数は少ないながらも的確に強烈なパンチを放つ。
ラウンド終盤、井上選手の強烈なボディで河野選手の動きが止まる。

３ラウンド

井上選手の的確で重いパンチが河野選手をとらえていく。
しかしラウンド中盤に河野選手も打ち返す。
井上選手は冷静に戦い時折スイッチするなど器用さを見せる。

４ラウンド

果敢に接近戦に持ち込み手数を出す河野選手。
井上選手はガードを固め冷静にしのぐ。
ラウンド終盤、井上選手のボディから顔面への打ち分けに河野選手の動きが止まる。

５ラウンド

ダメージを受けつつも河野選手の前進が止まらない。
接近する河野選手に対しアッパーで接近を阻む井上選手。
河野選手のパンチが井上選手の顔面をとらえる場面も。

６ラウンド

猛攻を仕掛けてくる河野選手に冷静に応戦。
河野選手の猛攻の隙を突き井上選手のカウンター気味の左フックがヒット！
河野選手からダウンを奪う。
立ち上がった河野選手はダメージが明白。
再開後、井上選手のラッシュで再び河野選手がダウンしたところでレフェリーが試合を止めて井上選手のTKO勝ち！

■期待高まる2017年！

戦前の予想では井上選手有利との声が非常に多く、河野選手にとっては厳しい戦いになると言われていました。

誰もが対戦を避ける井上選手に自ら望んで対戦した河野公平選手はまさしく勇敢なサムライでした。

井上選手の強打に逃げる事なく真っ向から打ち合う姿に元王者の、いや一人の男のプライドが感じられるファイトでした。

ひとまず、お疲れ様でした。

一方、勝利した井上尚弥選手は前回、前々回のように拳のトラブルもなく存分に力を発揮することが出来、あらためて世界に存在感を示したと言えるでしょう。

ぜひ来年はローマン・ゴンザレスとの怪物対決の実現と勝利を期待したいですね！

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