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ボクシング三浦隆司!米国で挑戦者決定戦!てっぺんに立つのは誰?!

2018/01/03

 

 

「ボンバー・レフト」の愛称でお馴染みの前WBC世界スーパー・フェザー級王者で同級1位・三浦隆司選手(帝拳)が今月28日(日本時間29日)、米カリフォルニア州インディオで同級2位ミゲール・ローマン選手(メキシコ)と拳を交えます。

この試合に勝利すれば同じ会場で行われるWBC世界同級タイトルマッチ、王者フランシスコ・バルガス選手(メキシコ)対WBO同級暫定王者ミゲール・ベルチェルト選手(メキシコ)の勝者に挑戦する権利を手にします。
2015年11月に米国で現王者バルガスとの死闘を演じ、ダウンの応酬の末、9回TKO負けを喫し王座から転落。

再び王座に返り咲く権利を獲得するため今回の試合に臨みます。

三浦選手は「できればバルガスからベルトを取り戻したい」と雪辱を希望していますが、「まずはローマンにKOで勝つ」と目の前の相手に集中する構えを見せています。

もともと三浦選手は昨年12月に元世界2階級制覇王者のオルランド・サリド選手(メキシコ)を相手にWBC暫定王座決定戦を行う予定でした。

ところがサリド選手が腰を痛めたためキャンセルとなりました。

そのような経緯を経て今回、バルガス選手対ベルチェルト選手、三浦選手対ローマン選手の2試合が組まれました。

まさにWBC王座をかけた4選手によるトーナメント戦のような状態ですね。

日本でもこんな感じのトーナメントをやったら盛り上がるのではないでしょうか?

3人の世界王者が存在するライトフライ級あたりで。

それはさておき、今回三浦選手と戦うミゲール・ローマン選手、その後三浦選手と戦うかもしれないフランシスコ・バルガス選手、ミゲール・ベルチェルト選手の3人のメキシコ人ボクサーはどんな選手なのでしょうか?

この4人の中で最後にてっぺんに立つのは誰でしょうか?

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■まずは、三浦隆司選手!

三浦隆司

通称:ボンバー・レフト
身長:169.5㎝
リーチ:176㎝
生年月日:1984年5月14日(32歳)
出身地:秋田県
戦績:35戦30勝(23KO)3敗2分

三浦隆司選手は第33代WBC世界スーパーフェザー級王者。

「ボンバー・レフト」の異名のとおり強烈な左を武器に持つサウスポー・スタイルのハードパンチャー。

プロ24戦目の2011年8月に世界初挑戦。

相手は同じ日本人で王者の内山高志選手。

後に11度の防衛を重ねる安定王者を相手に第3ラウンドにはダウンを奪う見せ場を作りますが、その後は王者の左ジャブを受け続け右目が腫れあがり続行不可能となり棄権。

8回終了TKOで敗れ王座奪取ならず。

そのおよそ2年後の2013年4月WBC世界スーパーフェザー級王者ガマリエル・ディアスに挑戦。

3回、6回、7回、9回と4度のダウンを奪い9回KO勝ちで王座を獲得。

この王座を4度防衛しますが、2015年11月、米国ラスベガスで現王者のバルガスと対戦。

お互いにダウンを奪い合う激しい展開の中、9回TKOで敗れ王座陥落。

敗れはしたもののこの試合の評価も三浦選手の評価も米国では高いものでした。

あの敗戦から1年以上が経ちましたが再び世界の舞台に帰ってきました!

 

■WBC2位、ミゲール・ローマン選手

ミゲール・ローマン

通称:Mickey
身長:165㎝
生年月日:1985年11月14日(31歳)
出身地:メキシコチワワ州
戦績:65戦54勝(41KO)11敗

メキシコ、チワワ州出身のオーソドックススタイルの選手。

出身地のチワワ州というのがかわいらしいですね。

ところが54の勝ちのうちKOが41という7割を超えるKO率は決してかわいくないですね。

元世界2階級王者のダニエル・ポンセ・デ・レオンや三浦選手に挑戦したことのある元王者のエドガル・プエルタなど世界の一線級にも勝利している。

昨年4月には当時WBC2位にランクされていたフリ・ヒネールを8回TKOで退けている。

11敗と負けは多いがKO負けは1度のみとのことでなかなかタフな選手です。

三浦選手は得意のボンバーレフトでこのタフな選手を倒すことができるでしょうか?

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■WBO暫定王者ミゲール・ベルチェルト選手

ミゲール・アンヘル・ベルチェルト・セルベラ

出身地:メキシコ
生年月日:1991年11月7日(25歳)
戦績:31戦30勝(27KO)1敗

2016年3月にジョージ・ジャップ選手(イギリス)を相手にWBOスーパーフェザー級暫定王座決定戦を行い6回TKOで勝利し暫定王座獲得。

さらに7月には初防衛戦を行い4回KOで防衛に成功しています。

この選手も非常にKO率が高く驚異のKO率9割!

数々のKOシーンで特に目立つのが接近戦で見せる左のアッパー、フック。

アップライトに構えたオーソドックススタイルのボクサーファイターですが、チャンスとなると接近し上下に巧みに打ち分けて左の連打をまとめてきます。

パワーもあり、連打も兼ね備えた左はWBC王者バルガスにとって脅威となるでしょう。

 

■WBC王者フランシスコ・バルガス選手

フランシスコ・バルガス

通称:El Bandido(山賊、盗賊という意味)
身長:173㎝
リーチ:178㎝
生年月日:1984年12月25日(32歳)
出身地:メキシコシティ
戦績:25戦23勝(17KO)2分

2015年11月に三浦隆司選手に勝利し第34代WBC世界スーパーフェザー級王者となりました。

三浦選手に勝利した後は2016年6月に元世界2階級制覇王者で同級4位のオルランド・サリド選手と対戦。

12回を戦い判定は引き分けとなり初防衛に成功した。

この試合はリングマガジン誌で高く評価され2016年度のリングマガジンファイト・オブ・ザ・イヤーに選出されました。

三浦選手が再戦を熱望している王者バルガス選手。

三浦選手に挑戦した試合では初回に早くも三浦選手に猛攻を仕掛けるなど非常にアグレッシブな面を見せました。

また、4ラウンドにダウンを喫し、さらに8回にはKO寸前まで追い込まれながらも9回に逆転KO勝ちという驚異の粘り強さも見せました。

ミゲール・ベルチェルト選手との試合もお互い好戦的なタイプなのでKO必至の激しい戦いになるのではないでしょうか?

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■さいごに

 

世界の一線級4選手によるスーパーフェザー級のサバイバルマッチ。

1月28日が非常に楽しみです。

まずはこの4人の中から2人の勝者が決まるわけですが、正直どの選手が勝っても不思議ではありません。

三浦選手と現王者のバルガス選手にしても試合の決着した8回までの採点は三浦選手が勝っていましたし、前のラウンドではバルガス選手をKO寸前に追い詰める場面もありました。

勝手ながら私としては三浦選手とバルガス選手の実力は同等と考えています。

三浦選手が勝ち抜く可能性は十分にあると言えるでしょう!

できれば三浦選手にはこのサバイバルマッチを勝ち抜いて王座に返り咲き、日本で内山高志選手もしくは内山選手を破った現WBA王者のジェスレル・コラレス選手と対戦してほしいと思います。

絶対に盛り上がるはずです!

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