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ボクシング

ボクシング・比嘉大吾!熱望する井岡一翔との対戦実現の可能性は?

2018/01/03

 

10月22日に東京・両国国技館で行われたボクシングトリプル世界戦でWBC世界フライ級王者・比嘉大吾選手が初防衛に成功。

デビュー以来の連続KO記録を『14』とし、日本記録まであと1つとなった。

試合は序盤から持ち前のパワフルさで攻め立てる王者・比嘉選手が圧倒。

ガードの固い挑戦者に接近してショートアッパー、さらにはガードの上からとダメージを与え続けラウンドが進むにつれて一方的な展開に。

そしてフィニッシュとなったのは7ラウンド。

比嘉選手のパンチにより右目を負傷したマソン選手へドクターストップがかかり比嘉選手のTKO勝利となりました。

初防衛に成功した比嘉選手はリング上で統一戦への願望を語っていました。

 

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■WBA王者・井岡一翔選手との統一戦の実現は?

比嘉大吾選手と同じフライ級でWBAのタイトルを持つのが井岡一翔選手。

王座奪取時には井岡一翔選手に2団体統一戦への熱烈ラブコールを送っていました。

そして今回の初防衛達成後にもあらためてラブコールを送った比嘉大吾選手。

大晦日の対戦を希望した比嘉陣営ではありましたが、具志堅会長曰く「大晦日はできないと断られた」とのことです。

その背景には今年4月の防衛戦以降、井岡一翔選手がジムに姿をあらわしていないことがあるようです。

噂ではジム内で何かしらもめているなんて話もあり、現在トレーニングを続けているかもわからない状況のようです。

巷では引退説もささやかれているとか。

まずは井岡選手の去就がどうなるかはっきりしないことには全く白紙の状態でしょう。

3階級制覇の実力者・井岡選手とパーフェクトレコードの比嘉選手。

両者の対戦が実現すれば相当面白いと思いますが、井岡選手の復帰のタイミングやテレビ局・団体の違いなどなど問題は多そうです。

何やかんやしているうちに時期を逃してしまって実現しないパターンになりそう。

ボクシングではよくあるケースですが・・・

それに比嘉選手もいつまでもこの階級にとどまってはいないでしょう。

 

■もう一人の日本人世界王者・木村翔選手

フライ級にはもう一人、日本人世界王者が存在します。

WBO世界フライ級王者・木村翔選手。

今年7月に敵地上海に乗り込みオリンピック2大会連続金メダリストの実力者ゾウ・シミン選手を11回TKOに仕留め王座奪取。

王者になったとはいえ、まだ知名度があまり高くないだけに比嘉選手と統一戦を行えば一気に名を売ることができるでしょう。

その点では木村選手にとっても大いにメリットのある対戦といえそうです。

木村選手側が望めば井岡選手との統一戦よりも現実味がありそうです。

ただし、団体間の違いなどクリアする問題は多々あることは変わりませんが。

 

■とにかく統一戦は難しい

他団体王座の統一戦といえば今年の大晦日にはこんな対戦も期待されていました。

相思相愛で実現目前まで進んでいたWBAライトフライ級王者田口良一選手とWBO同級王者田中恒成選手の王座統一戦。

WBO世界ス―パ―フライ級王者井上尚弥選手とIBF同級王者のジェルウィン・アンカハス選手との統一戦。

どちらも諸事情により残念ながら実現には至りませんでした。

遡ってみると2012年6月のWBCミニマム級王者井岡一翔VSWBA同級王者八重樫東戦以来かれこれ5年間、日本では統一戦は実施されていません。

これには様々な事情による統一戦実現の難しさがうかがえます。

日本人世界王者は現在11人存在しています。

JBCがWBA、WBCの2団体からWBO、IBFの4団体を公認してから飛躍的に王者の人数が増えています。

2団体時代ならともかく、4団体時代の現在はもっと積極的に統一戦を実現できるよう改善して必要があるのではないでしょうか。

このままではチャンピオンの価値の低下とボクシングの人気低迷の原因になってしまうように感じます。

せっかくハイレベルないい選手が増えているのだからボクシング界をもっと盛り上げていくためにもスムーズに統一戦が実現するような体制の整備に期待したいですね。

 

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