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憲法改正の手順についてわかりやすく解説!最終ジャッジは国民にあり!

 

10月22日の行われた衆議院選挙で自民党が圧勝しました。

これによりかねてから言われている憲法改正の機運が高まってきました。

ところで憲法改正ってどのような手順で行われるかご存知でしょうか?

そういえば中学校のときに習ったような気がするけど、詳しくは覚えていない・・・

といった方が多いのではないでしょうか?

実は私もそうでした(笑)

中学時代の社会科で学んだとはいえ、憲法改正なんてそうそう行われることではないでの忘れてしまっていますよね。

選挙も終わり、もうじき憲法改正について世の中が騒がしくなることが予想されます。

そこで今回は憲法改正の手順についてわかりやすく解説していきたいと思います。

 

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■憲法改正の手順

憲法改正は日本国憲法96条により最終的に国民投票を用いて行われます。

ただし、いくつかの手順がハードルとなっており、それをクリアーしたのちようやく国民投票にたどり着きます。

その手順をさっそく見ていきたいと思います。

 

①憲法改正案の原案の発議

まずはじめに国会議員(衆議院100人以上、参議院50人以上)の賛成により憲法改正案の原案が発議されます。

 

②憲法審査会による審査

衆参各議院においてそれぞれ憲法審査会で審査されます。

両院ごと過半数の賛成で可決され本会議に付されます。

 

③本会議で3分の2以上の賛成で可決

両院それぞれの本会議にて 3分の2以上の賛成で可決した場合、国会が憲法改正の発議を行い、国民に提案したものとされます。

ちなみに憲法の改正箇所が複数ある場合は、内容において関連する事項ごとに区分して発議されます。

 

④国民投票の実施

上記の手順を経てようやく国民投票が行われます。

つまり最終ジャッジは国民にあり!

国民投票は国会発議後60日〜180日以内に実施されます。

投票権は18歳以上の日本国民でまた在外邦人を含みます。

国民投票は「賛成」「反対」の2択となります。

投票総数の過半数の賛成で憲法改正案が成立します。

現時点で最低投票率は設定されていません。

 

⑤天皇が公布

国民投票で可決されると天皇によって新憲法を国民の名において公布します。

これにより憲法改正となります。

 

■注目はやはり憲法9条

改正の議論となるのはやはり憲法9条です。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

皆さんご存知のとおり、我が国の憲法では国際紛争を解決する手段として戦争は永久にしませんよ!

もちろん軍隊も持ちません!

というものです。

平和のために非常に素晴らしく理想的な憲法です。

全世界がこの日本国憲法第9条を取り入れたら本当の平和が訪れますよね。

しかし、前後70年以上が経ち日本を取り巻く国際情勢は変化しつつあります。

今後もこのままで日本は大丈夫なのか?

平和を維持していけるのか?

時代の変化に合わせてモデルチェンジも必要になってくるもの。

もしかすると今がそのタイミングなのかもしれません。

 

■さいごに

今回は憲法改正の手順をできるだけわかりやすく解説させていただきました。

衆議院選挙も終わり、いよいよ憲法改正について議論がはじまりそうですね。

今回の選挙は自民党の圧勝に終わりました。

ところが今回の自民党の勝利は他の政党の足並みが揃っていないことや政策がイマイチ伝わらなかったことなどが要因だったと言われています。

よって憲法改正はまた別物となるのではないでしょうか。

そして最終ジャッジを下すのは私たち国民の意思になります。

憲法改正が本当に必要かどうか、いまからしっかりと考えておく必要があります。

改正されてもされなくても、日本国民みんながこの国の将来を真剣に考えるいい機会とも言えますね。

 

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