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職場

増えている逆パワハラ!起きやすい環境やされないための対策とは?

 

サラリーマンの間だけではなくスポーツ界などでも騒がれているパワハラ問題。

ところで部下を持つ上司の方々、あなたは大丈夫ですか?

「大丈夫、パワハラなんてしてないよ!」ですって?

いや、そうではなくてパワハラを受けていませんか?

近年では上司から部下へのパワハラではなく部下から上司への「逆パワハラ」が増えているようです。

部下とうまくいかず悩んでいる上司の方々、知らず知らずのうちに「逆パワハラ」を受けているかもしれませんよ。

そこで今回は近年増えていると言われる「逆パワハラ」について見ていきたいと思います。

 

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■近年増えている逆パワハラ

厚生労働省のホームページ「あかるい職場応援団」によるとパワハラの定義は以下のように記されています。

 

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

 

この中にある職場での優位性についてはこのように解説されています。

 

職場での優位性…パワーハラスメントという言葉は、上司から部下へのいじめ・嫌がらせをさして使われる場合が多いですが、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるものもあります。「職場内での優位性」には、「職務上の地位」に限らず、人間関係や専門知識、経験などの様々な優位性が含まれます。

パワハラと言えば上司から部下へ先輩から後輩へというイメージが強いものです。

しかし、部下から上司への行為もパワハラになることがあるとされており、職務上優位性とはの上司や部下という立場だけではなく人脈などの人間関係や専門知識の有無なども該当するとされています。

つまり、嫌われている上司に対して部下が団結して嫌がらせを行ったり、専門職の人が上司からの依頼を不当に断る場合などもパワハラに該当することがあると言えます。

 

■逆パワハラの事例

 

どんなことが逆パワハラにあたるのでしょうか?

気付かなかっただけで貴方自身も逆パワハラをしているまたは受けているかもしれませんよ。

ということで主な逆パワハラの事例を見ていきましょう。

◆上司を馬鹿にする

年齢の高い世代に比べ学生時代からIT教育を受けてきた若い世代は上司よりPCスキルが高い人が多いのが事実です。

このように上司よりもスキル的に優位に立っていることで上司に対し「こんなこともできないんですか?」といった具合に上司を馬鹿にしたり侮辱的な発言をする行為や薄毛や臭いなど身体的な特徴について誹謗中傷する行為も逆パワハラです。

 

◆上司へ嫌がらせをする

上司からの指示に対し無視したり、他の人のゴミ箱は片付けるが上司のだけは片付けない、他の社員の備品は用意するが上司の物は用意しないなどと仲間外れにしたり、必要な情報を伝えないなど業務に支障の出るような嫌がらせを行うことも逆パワハラ行為となります。

 

◆何かあるとすぐパワハラ扱い

定時に帰れない、上司からの依頼が重なった、飲み会に誘われた、仕事について注意・指導をされたなど、ことあるごとに「これってパワハラですよね」と言ったり、人事部へ申告するようなそぶりを見せて上司を脅す行為も逆パワハラの一つと言えるでしょう。

 

いかがでしょう?

気付いていなかったけれどしていた、されていたなど思い当たるところはありませんか?

 

■逆パワハラが起きやすい職場環境

逆パワハラする、もしくはされる場合にはもちろん当事者に原因があることは否めません。

しかし、それだけではなく、職場内の環境も逆パワハラを発生させる原因に大きく関わっていることは間違いないでしょう。

逆パワハラが起きやすい職場環境とはどのようなものか見ていきたいと思います。

◆上司が部下より年下、または社歴が浅い

上司が部下よりも年下の場合や社歴が浅い場合に、部下から舐められてしまうケースがあります。

古株社員が複数いたり、影響力を持っている職場などはちょっと気を付けた方が良さそうです。

また年長者になるほど考え方を変えにくいことから年下の上司のいうことを聞かないなんてこともよくあります。

「あの人はまだ若いから」、「あの人はまだこの会社、この部署のことがわかっていないから」と、上司のいうことを聞いてくれないなんてことはどの会社にもよくある光景ではないでしょうか。

 

◆上司に対し部下の人数が多い

上司一人に対し部下の人数が多い職場は部下の団結力が上司の立場による優位性を上回ってしまうおそれがあります。

上司である正社員が一人で他は全てパート、アルバイトといった職場は特に危険です。

飲食チェーンなどでよく見られる形態ですね。

比較的責任の薄い(そうでない人もいますが)パート、アルバイトはクビ覚悟で無茶なことを言ったり、ボイコットなんてこともよくある問題です。

私も経験あるのですがちょっと難易度の高い仕事を依頼したとき、「それってパートの仕事じゃないですよね~、出来ませ~ん!」と勝手に線引きされてしまうことが過去にありました。

パート、アルバイトが団結して社員1人VSパート、アルバイトなんてことになってしまうと、もはや壊滅状態で収集がつきません。

それをおそれて上司は控えめにしか言えないなんてことはよく聞く話です。

 

◆人数がギリギリ

部下が嫌がるまたは苦手な仕事を依頼する際、人数がギリギリであることを傘に退職をちらつかせながら断って来る部下。

辞められては困るため、言いたいことも言えず、本来任せるべき仕事でも渋々自分でやっている上司も少なくないでしょう。

それにより仕事を抱え込みすぎてしまって破滅の道まっしぐらという人もいるかと思います。

以前、私の職場にもいたAちゃん。

仕事で何か注意をされたり、自分の要望が通らなかったりするとわざと上司に見えるようデスクの上に就職情報誌を置いていたり、休憩中に「〇〇社で求人募集中みたいだよ~、ウチより条件いいよね~」などと上司に聞こえるように周囲に言っていました。

常になにかあれば辞めてやるオーラを出していましたね。

最初のうちは上司もかなり気を遣っていましたが、それをいいことにどんどん横暴になっていくAちゃん。

周囲に「私は何をやっても辞めさせられない」と発言しまくっていました。

嫌なことはやらない、上司を誹謗中傷する、キレるなど超強気でした。

これは明らかに逆パワハラでしたね。

さすがに最後はしびれをきらした上司や同僚からバッサリ斬られてクビになりました。

まあ、中には人数がギリギリだからこそ助け合う気持ちを持ってくれるポジティブで素晴らしい人もいますのでこんな人ばかりではありませんけどね。

 

■逆パワハラされないためには?

 

逆パワハラをされないためにはどうしたらよいのでしょうか?

その手段としてさきほど挙げた逆パワハラが起きやすい職場を改善することが第一歩であると考えられます。

改善のためには環境づくりや事前準備、日頃のコミュニケーションが必要となります。

◆自分が孤立しない環境づくり

年上、古株など扱いにくい部下の配置転換や自分が孤立しないようナンバー2、ナンバー3となる人物を配置してもらうなど直属の上司にお願いする。

また、自分以外がパート、アルバイトしかいない場合、パートリーダー、アルバイトリーダーを決めて自分と他のスタッフとの中間的な存在を立てるのも一つです。

もちろん給与などは他のスタッフよりも優遇してあげる必要はありますが。

 

◆事前準備

また、ギリギリの人数で回している職場は人を増やすことができれば良いのですがそれができないからギリギリでやっているのでしょう。

突然、一人でも欠けた場合でも困らないよう、仕事の棚卸をしておき対処方法を準備しておきましょう。

ボイコットや退職をちらつかせられても動じないよう体勢を整えておけば安心です。

・無駄をなくして仕事をスリム化

・誰でもできるマニュアル作り

・他の部署から応援可能な仕組みづくり

 

これらのことは逆パワハラ対策だけではなく、突然病気などでスタッフの1人が抜けた際の対策にもなります。

ぜひ事前に準備しておきましょう。

 

◆日ごろからのコミュニケーションを大事にする

部下から逆パワハラを受けるということは部下から良く思われていないことや信頼されていないことが原因と言えます。

部下から良い上司だと思われる、信頼されるためには日頃からコミュニケーションを大事にし、自身の考えや方針を理解してもらうとともに部下の考えや性格を知っておくことは必要不可欠です。

当たり前のようでなかなかできないことですが実は一番大事だったりするんですよね。

 

■まとめ

今回は近年増えている逆パワハラについてお伝えさせていただきました。

逆パワハラについての事例や起きやすい職場環境、されないための対策の一例をご紹介しました。

さいごにまとめてみますと、、、

■逆パワハラの事例

・上司を馬鹿にする

・上司へ嫌がらせをする

・何かあるとすぐパワハラ扱い

■逆パワハラが起きやすい職場環境

・上司が部下より年下、または社歴が浅い

・上司に対して部下が多い

・人数がギリギリ

■逆パワハラされないためには

・自分が孤立しない環境づくり

・事前準備

・日頃からのコミュニケーションを大事にする

 

こんな感じですね。

パワハラ同様、どこからがパワハラか?どこまでいったら被害にあっていることを相談すべきか?

これらについては仕事を円滑に進める上で難しい問題といえるでしょう。

まずはしない、されないような環境づくり、事前準備、関係づくりを行っていくことが最善の方法と言えるのではないでしょうか。

 

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