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ボクシング

田口良一!拳四朗!つよかわいい対決・勝つのはどっち?統一戦の可能性は?

 

5月に防衛戦を行ボクシングのライトフライ日本人世界王者二人。

WBA・IBF統一王者の田口良一選手とWBC王者の拳四朗選手。

田口選手は5月20日に、拳四朗選手は5月25日に東京・大田区総合体育館で行われます。

さて昨年、このライトフライ級は田口良一選手、拳四朗選手に加え田中恒成選手と日本人選手が3本のベルトを保持しこの3選手による王座統一戦が期待されました。

田中恒成選手のケガの影響により実現しなかったものの田口良一選手との王座統一戦実現へ向けた取り組みは非常に盛り上がり、ボクシングファンを沸かせました。

世間の熱量はどうだったかは分かりませんが私の中では相当に盛り上がっていました。

それだけに実現しなかったのは非常に残念でしたが、その代わりに田口選手はIBF王者のミラン・メリンド選手との統一戦を実現し見事勝利をおさめ2本目のベルト獲得に成功しました。

 

今年に入り田中選手はフライ級へ転級したため、残るは田口良一選手と拳四朗選手、ベルトはWBA、IBF、WBCの3本。

昨年に続いて今年もライトフライ級で統一戦が行われる可能性はあるのでしょうか?

田口選手と拳四朗選手の対決はありえるのでしょうか?

今回はライトフライ級日本人王者の二人、田口良一選手と拳四朗選手の対戦の可能性やもし戦ったらどちらが勝つか?について妄想してみたいと思います。

 

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■両者の戦績比較

田口良一

WBA・IBF世界ライトフライ級王者

31戦27勝(12KO)2敗2分

獲得タイトル

・第64回東日本ライトフライ級新人王
・第57回全日本ライトフライ級新人王
・第35代日本ライトフライ級王座(防衛0)
・WBA世界ライトフライ級王座(防衛7=スーパー王座に認定)
・IBF世界ライトフライ級王座(防衛0)
・リングマガジン世界ライトフライ級王座

 

拳四朗

WBC世界ライトフライ級王者

12戦12勝(6KO)

獲得タイトル

・WBCユースライトフライ級王座(防衛0)
・第39代日本ライトフライ級王座(防衛2)
・第35代OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座(防衛1)
・WBC世界ライトフライ級王座(防衛2)

こうして戦績を見てみると田口選手、いつの間にか凄い実績を積み上げていますね。

米国ボクシング誌リングマガジンから王座認定されたこともあり、この階級NO1と言っても過言ではないでしょう。

日本ボクシング史に残る名王者の域に入ってきた感じです。

一方、拳四朗選手は12戦していまだ無敗。

連勝記録がどこまで続くのか、防衛を重ねてどれだけ強くなっていくのかに期待が高まります。

 

■どちらにもメリットがある対戦になる!?

田口良一選手、拳四朗選手には共通する点があります。

まず、二人ともボクサーとは思えない「かわいい」ビジュアル。

両者が対戦すればまさに「つよかわいい対決」となるでしょう。

 

もう一つ二人に共通していると言えることが、「知名度」が今ひとつな点。

世界王者となり防衛を重ねているにもかかわらずなんか地味なんですよね。

 

田口選手は2団体統一王者

拳四朗選手は北斗の拳のケンシロウを彷彿させる名前。

もっとテレビで取り上げられてもいいはずの二人だと思んですけどね。

井上尚弥選手や村田諒太選手らと比較してはいけませんが、それにしてもテレビ番組などに出演する機会は非常に少なく知名度は今ひとつ。

日本人世界王者が増えているいま、普通に防衛を重ねているだけでは知名度を上げることは難しいのが現状です。

両者の知名度を上げるために日本人世界王者同士の対戦はもってこいでしょう。

どちらにとっても知名度を上げるメリットのある対戦になりそうです。

 

■対戦実現の可能性は??

さて、両者が対戦する可能性はどれくらいのものでしょうか?

今年2月の年間表彰式で新鋭賞を獲得した拳四朗選手と年間最高試合に選出された田口良一選手が顔を合わせました。

両者の対戦について質問が及んだ際、拳四朗選手は「(ベルトが)2つあるのはうらやましい。決まればやりたい」とコメント。

田口選手も「喜んでもらえるカードをやりたいと昔から思っている、可能性もあると思う」と回答したそうです。

両者ともに前向きな発言でしたね。

しかしこれはあくまで教科書通りの答えのように感じましたね。

世界チャンピオンが「いや~、できればやりたくないですね~」間違ってもなんて言えませんからね。

 

昨年実現しかけた田口VS田中戦は田口選手側のテレビ局がテレビ東京からTBSへと変わったこと、田中選手側がTBS系のCBCテレビであることからボクシングに関する大人の事情の一つである「テレビ局問題」が支障とならなかったのは大きかったと思います。

結果は実現しませんでしたが。

しかし、拳四朗選手はフジテレビ。

いまやボクシング・格闘技の2大放送局であるフジとTBS、どちらも簡単には譲ることはないでしょう。

テレビ局の違いは非常に大きな障壁となることは間違いないと言えます。

 

さらに田口選手も拳四朗選手よりも過去に引き分けた現在WBA正規王者のカニサレス選手との再戦を希望している雰囲気です。

昨年のように選手たちが対戦を熱望してリング上で世間にアピールするのなどの行動に移し、やらざるを得ない風潮を起こして関係者をその気にさせない限り、実現の可能性は正直なところ、ゼロに近いと思いますね。

次回の防衛戦で共に防衛に成功すれば両者の対戦についてきっと質問されることでしょう。

そこで両者がどう反応するのかに注目していきたいと思います。

 

■対戦したら勝つのはどっち?

もし田口良一選手と拳四朗選手の両者が対戦した場合、勝つのはどちらか?

私の勝手な予想としては現段階では田口選手に分があると思います。

抜群の距離感と巧みなステップワークで的確にパンチを当て、また瞬時に安全なポジションに移動する拳四朗選手のテクニックは正直凄いと思います。

穴のないうまい選手です。

しかし、王座を獲得した試合の終盤10ラウンドあたりで見せた王者ガニガン・ロペス選手のプレッシャーに追い詰められたシーンは少し危さを感じました。

田口選手のプレッシャーはロペス選手よりかなり強烈。

また、タフな田口選手はちょっとやそっとでは止まらないため、ガンガン出てくるでしょう。

あの井上尚弥選手相手でも怯まなかったほどですから。

序盤から田口選手のプレッシャーに押された場合、体力を削られた拳四朗選手の軽快なステップワークを最後まで保つのは非常に困難と言えそうです。

ということで拳四朗選手のテクニックを馬力で上回った田口選手の手が12ラウンド終わった時に上がると見ています。

しかしこれはあくまで現時点での予想です。

まだ若くプロでのキャリアの浅い拳四朗選手は伸びしろという面では31歳の田口選手より余地があります。

世界王者になってからどんどん強くなっていった田口選手のように1戦1戦強くなっていくでしょう。

遠くない先に両者の実力がグッと近づく可能性は十分あると思います。

 

まあ、どちらも王者のあいだにはやらないと思いますが・・・

 

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