部屋の中でパキパキ音がする!ラップ音なの?正体やいかに?
草木も眠る深夜。
パキパキ、、、
ミシミシ、、、
シーンと静まり返った家の中で鳴り響くこんな音を聞いた経験ありませんか?
一人で家にいるときにこんな現象に遭遇したら、、、
『何?誰かいるの??』
『これが有名なあの怪奇現象のラップ音??』
なんて思ってしまい恐怖を感じてしまいますよね。
私たちを怖がらせるこのパキパキ音の正体は一体何なのでしょうか?
今回は家の中のパキパキ音について調べてみました。
■安心してください!
安心してください!心霊現象ではありません。
これは『家鳴り(やなり)』といった自然現象です。
元々、日本家屋は木造の建物が多く、木に含まれた水分が温度や湿度の変化により収縮が起こることにより組み込まれた木材がわずかにズレたり、また木材がまだ馴染んでいない新築の家などは組み込まれた木が馴染んでいく過程で家鳴りしやすいようです。
中には欠陥住宅ではないか?とトラブルになることもしばしばあるようですが。
ただし、あまりにもひどい場合には工務店などに相談した方がいいかもしれません。
地震など何らかの影響で家自体がダメージを受けている場合があるかもしれません。
こちらの方が心霊現象よりも怖いですよね。
因みにこの家鳴りは夜だけではなく、日中にも当然起こっています。
昼間の騒がしい時間帯よりも夜間の静まり返った時間帯の方が家鳴りのパキパキ音も良く聞こえるため、夜間の方が気になるのでしょうね。
また、木造家屋のみならず軽鉄骨の家屋でも家鳴りは起こります。
一年の中でも秋や冬の乾燥しやすい時期が特に起こりやすいようです。
■昔の言い伝えでは?
昔の人はこの家鳴りを怪奇現象ととらえていたようです。
昔の書物である『吾妻鏡』、『日本書紀』、『続日本紀』、『図画百鬼夜行』などにも家鳴りが記されていています。
不吉な妖怪のしわざであったり、現代でいうラップ現象やポルターガイスト現象のように考えられていたようです。
■最後に
今回は家の中のパキパキ音、家鳴りについてお話しさせていただきました。
少しは恐怖心が和らいだのではないでしょうか?
因みに今回のお話はあくまで自然現象の家鳴りについてですからね。
本物の心霊現象だったときにはその道の専門家にご相談してください(^^)
まあ、よっぽど大丈夫だとは思いますが。