田口良一、試合結果!ドロー判定で5度目の防衛に成功!
2018/01/03

2016年12月31日に大田区総合体育館で行われた年末ボクシングダブル世界戦で行われたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチで王者の田口良一選手が登場。
16戦全勝(13KO)無敗とKO率8割超えの挑戦者カルロス・カニサレス選手(ベネズエラ)と対戦しました。
結果は1-1の判定でドロー(引分け)となり、5度目の防衛に成功しました。
王者、田口良一選手の戦績はこれで29戦25勝(11KO)2敗2分。
一方、挑戦者のカルロス・カニサレス選手は17戦16勝(13KO)1分となりました。
■試合経過
序盤は挑戦者カルロス・カニサレス選手が8割超えのKO率を彷彿させるアグレッシブな攻めを見せてくる。
中盤以降はプレッシャーをかけて追いかけていく田口選手に対しヒットアンドアウェーでカニサレス選手がかわしていく展開。
逃げるカニサレス選手をなかなか捕えきれない。
後半に入り田口選手のボディ―ブローがカニサレス選手を捕え出す。
8ラウンド、田口選手のボディーからカニサレス選手の動きも鈍り顔面へのヒットも目立ち始める。
9ラウンドには田口選手のボディーで明らかに嫌がる表情を出すカニサレス選手。
与えたダメージは田口選手が勝り、見栄えのいいパンチの数はカニサレス選手といった感じで試合が進み最終ラウンドへ。
最終12ラウンド、カニサレス選手はポイントで大きく勝っていると考えたのか終始守りに回り、あまりのクリンチの多さに会場からはブーイング。
両者ダウンシーンのないまま試合終了のゴングが鳴った。
判定は116-112で田口選手、116-112カニサレス選手、114-114となり1-1のドローという結果に。
■試合後のコメント
試合後の田口選手にいつものような笑顔はなく、足を使って逃げ回る挑戦者に想像していた展開と違っていたと話し、「採点はどっちに転んでもおかしくなかった」、「やりづらかった。試合巧者だった」と相手を称えた。
河野公平選手、内山高志選手と同じジムの先輩が敗北してしまった中、引分ながらも防衛に成功し「ベルトが手元にあるのは大きい。収穫はそれだけ」と語り少しホッとした様子。
■2017年は統一戦か?
前日の30日にはIBFライトフライ級王者の八重樫東選手が防衛を果たし、31日には田中恒成選手がWBOライトフライ級王座を獲得し、この階級の日本人世界は3人となりました。
ファンとしてはこの階級で一番強いのは誰かが気になるところ。
田中恒成選手陣営も統一戦を望んでいることからぜひ実現して盛り上げてもらいたいところです。
2017年はライトフライ級に注目です!