チョコレートのポリフェノールがすごい!手軽に食べて絶大効果!
いつでもどこでも簡単に手に入って食べられるチョコレート。
気分転換やちょっとした息抜きに最適ですよね。
実はこの手軽に食べられるチョコレートには物凄い力が秘められていたのです。
その理由としてはチョコレートには豊富なポリフェノールが含まれていることです。
赤ワインやりんごに含まれていてがんをはじめとする病気の予防に良いと言われるポリフェノール。
チョコレートには一体どれくらいのポリフェノールが含まれているのでしょうか?
そしてその効果とはどのようなものなのでしょうか?
今回はチョコレートに含まれるポリフェノールについてお話ししたいと思います。
■チョコレートのポリフェノール含有量
チョコレートに含まれているポリフェノールとは一体どのくらいなのでしょうか?
チョコレート以外にも赤ワインやりんごもポリフェノールが多く含まれることで有名です。
製造しているメーカーや商品によっても異なりますが、一般的にカカオ70%以上のものが高カカオチョコレートと言われています。
高カカオチョコレートには赤ワインやりんごと比べておよそ4倍のポリフェノールが含まれているそうです。
◆100g中に含まれるポリフェノールの含有量
赤ワイン 180mg
りんご 220mg
チョコレート 880mg
■ポリフェノールによる効果
チョコレートなどに含まれるポリフェノールが一般的に体に良いと言われていますが、実際にどのような効果があるのでしょうか。
ポリフェノールが体に与える効果について見ていきたいと思います。
・血圧の低下
ポリフェノールには血管内の炎症を軽減し血管を広げる効果が期待できるようです。
血管が広がることで血液循環が良くなり血圧の低下に期待が持てます。
過去の実験では高血圧な人ほど低下が大きく、正常な人にはさほど影響がなかったという結果だったそうです。
・動脈硬化の予防
動脈硬化といえば心疾患や脳卒中など恐ろしい病気を招く原因になります。
ポリフェノールには血液をサラサラにしたり、血管をしなやかにする働きがあると言われています。
・ストレス解消
「病は気から」というようにストレスが体に与える負担は少なくはありません。
ポリフェノールにはストレスホルモンの分泌を抑える働きががあります。
イラッと来た時にはチョコを一粒食べてみてはどうでしょうか。
・アンチエイジング
私たちの老化やガンなどを招くと言われる活性酸素。
ポリフェノールには活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があると言われています。
これによりガンや肌荒れやシワなど老化の抑制に期待が持てます。
・脳の活性化
ポリフェノールには脳の活動を支える栄養分BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)を増やす働きがあります。
それにより、記憶・学習などの認知能力を促進させ、脳の活性化に期待がもてます。
また、BDNFは運動によっても増やすことができると言われています。
・便秘改善
チョコレートにはポリフェノールのほかにカカオプロテインという成分も含まれています。
このカカオプロテインは腸内環境を整える働きがあり、便秘改善効果が期待できます。
■おわりに
今回はチョコレートに豊富に含まれているポリフェノールの効果についてお伝えしました。
最後に1つ気になる点としてチョコレートって太りやすいのでは?という疑問が沸いてきます。
これについては過去に高血圧症の効果などを調べるため、4週間にわたり毎日チョコを食べ続ける実験を行ったところ体重やBMIの増加は見られませんでした。
ただし、この時の摂取量は1日あたり約25g(板チョコで5カケラくらい)でカカオ含有量70%以上の高カカオチョコレートでのものでした。
どうやらこの25g程度が1日の摂取量として最適であるようです。
ですので適量を守り過剰に摂りすぎない限りは心配はなさそうですね。