金縛りの原因は睡眠障害?それとも霊現象?これを知ればもう怖くない!
あなたは経験ありますでしょうか?
静まり返った深夜。
ふと目が覚めたと思ったら何だか体が動かない。
あれ?
これって金縛り??
やだ、怖い!!
実はこのような経験をしている方は結構多いそうです。
古くからこのような金縛り現象は幽霊のしわざだと言われてきました。
果たして真相はどうなのでしょうか?
そこで今回は金縛りについて調べてみました。
■なぜ金縛りになるの?
怪談話などでよく金縛りになると枕もとに女の人の霊が立っている!
とか体の上にお婆ちゃんの霊が座っている!
などと聞いたことがあります。
想像するだけでも怖くなってきますね。
もし本当なら何が何でも目を開けられません。
意地でも寝たふりで押し通します!
しかし実際の金縛りの正体は、、、
睡眠障害!
のようです。
「睡眠麻痺」と呼ばれる睡眠障害が原因だったようです。
人間は寝ている間に深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠の2種類を交互に繰り返しています。
ところがストレスや疲労などが原因でこのリズムが崩れてしまう場合があります。
これにより睡眠麻痺という睡眠障害、俗にいう金縛りの症状が起きてしまうのです。
◆ノンレム睡眠
深い眠りで脳を休めている状態です。
体は動かすことができ、また夢を見づらいことが特徴です。
◆レム睡眠
浅い眠りで体を休めている状態。
脳は割と活動している。
体は動かせないが目は動くことが特徴的。
また、夢を見やすい状態でもあります。
このような睡眠を交互に繰り返すことで脳と体を順番に休ませています。
通常はノンレム睡眠から入り→レム睡眠→ノンレム睡眠の順で繰り返していきます。
ところがストレスなどによりこのリズムが崩れていきなりレム睡眠から入ってしまい体は眠っているが脳はまだ意識がある状態となり睡眠麻痺が起こってしまいます。
つまり、レム睡眠中で体が完全に休息状態で動かない状態にある中、脳が目覚めてしまったとします。
そして体に動くように指令を出しても眠っている体には伝わりません。
すると意識はあるのに体が動かない状態になってしまいます。
これにより金縛りになってしまうのです。
■金縛りになる原因
ところで金縛りになる原因は何でしょうか?
実は原因は一つでは無いようです。
主に以下のようなことが原因として考えられています。
・ストレス
私も経験がありますが、ストレスにより緊張状態になり眠っている間も考え事をしていた時がありました。
非常に眠りが浅く寝ているのか起きているのかわからない状態です。
このような症状は自律神経の働きが乱れているようで金縛りを引き起こしやすい状態と言えるそうです。
・睡眠不足
睡眠不足や生活習慣の乱れは体内時計を狂わせてしまうため睡眠のリズムが狂い金縛りになりやすいようです。
よく芸能人が心霊体験をした話をテレビで聞きますが、芸能人のように多忙な人は生活リズムが乱れやすく金縛りになりやすいためかもしれません。
・疲れ
過酷な運動などを行い普段より体が疲れている場合には金縛りになりやすいそうです。
また、激しい有酸素運動を行うスポーツ選手も金縛りになりやすいそうです。
自分の意識以上に体が休息を欲して脳に意識があるうちに体が眠りに入ってしまうようですね。
・興奮状態
興奮状態で眠ってしまうと体は眠っていても脳は興奮して覚醒状態となり金縛りになることがあるようです。
旅先の旅館やホテルで霊体験をしたという話をよく聞きます。
もしかすると楽しい旅で興奮してしまったまま眠ってしまい、興奮状態の脳は覚醒状態に。
ところが体は旅の疲れで熟睡状態。
そんな中で脳の意識に反して体が動かなくなり金縛りになってしまい霊現象と勘違いしてしまう。
そんなオチかもしれませんね。
■もし金縛りになったら?
意識があるのに体が動かない。
このような普段は体験しない状況に陥ると人は恐怖心を抱きます。
またそのような時には妄想を抱きやすくなります。
もし金縛りになったらどうしたらよいのでしょうか?
まずは落ち着いて「ああ、体は眠ってるのに脳だけ起きちゃったんだ」と自覚してみると良いでしょう。
そして明日に備えてささっと眠ってしまいましょう。
これが一番です。
私も最近では「レムってる最中に起きちゃった。さーて、二度寝しよ!」って思うようにしています。
大きい声では言えませんが、昔は金縛りになった翌日は怖さのあまり部屋の電気をつけっぱなしで寝てました。
おかげで翌日も眠りが浅く金縛りになったりしてましたが(笑)