4団体制覇王者、高山勝成！突然の引退！アマ転向でオリンピック目指す！
2018/01/03
日本人で唯一4団体でタイトルを獲得した現WBO世界ミニマム級王者の高山勝成選手がプロを引退する意向を明らかにしました。
しかし、ボクシングを辞めるわけではなくアマチュアへ転向し2020年の東京オリンピックを目指すことが目的のようです。
「プロでやるべきことはやった。」と語った王者はさらに「オリンピックのころは37歳でタイミングもいい。ボクシングの集大成になる。」と語っていました。
高山選手はこれまでにも日本では承認される前に海外でIBFの王座を獲得したり、現在日本で承認されている世界タイトル4団体すべての王座を手に入れたりと日本では前例のないことに挑戦し、成功してきました。
さらには30歳で高校に入学するなど、公私ともに挑戦を繰り広げてきました。
今回のアマ転向も高山選手らしい斬新な発想ですね。
2020年の東京オリンピックで高山選手の好戦的なボクシングをぜひ見てみたいと思います。
■しかしアマ転向には高い壁が！
これまで過去に日本ではプロを経験した選手がアマに転向した例はありません。
今回の高山選手の意向に対してアマを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長の話では「プロ経験者を選手として受け入れることはない。」と話しており話し合いのテーブルにつくことに対しても「100％ない。」と完全に否定しているようです。
どうやら高山勝成選手のアマ転向には現在高い壁があり、一筋縄ではいかないようです。
正直、野球やサッカーなどメジャーなスポーツではプロの選手がオリンピックに出場しています。
わざわざ王座を返上しプロを引退してしっかりとけじめを付けた上でアマへ転向する意向を示している高山選手。
キッチリとけじめを付けているので受け入れてくれてもいいのではないかと思いますが、駄目なんですかねぇ？
高山選手のような知名度のある選手がアマに転向となればアマチュアボクシング界の活性化にもつながってお互いにウインウインの関係となるように思えるのですが、、、何とか柔軟な対応をお願いしたいものです。
一人のボクシングファンとしてはぜひ高山選手のアマ転向を受け入れてもらいたいと思います。
■今後の高山選手の動向は？
高山選手はこの春、教員免許取得を目指すため名古屋産業大学へ入学しました。
今後は愛知を拠点にトレーニングを行っていくようです。
近いうちにWBO王座を返上し日本ボクシングコミッションへ引退届を提出する予定のようです。
先日、暫定王座を獲得した福原辰也選手との王座統一戦や日本人王者がひしめくライトフライ級戦線への進出など、今年の高山選手は忙しい1年になるのかなと勝手に想像していました。
しかしまさかのアマ転向、オリンピック挑戦には正直驚かされました。
このような過去に例のないことに挑戦する高山選手の奇抜な挑戦はとても魅力的です。
非常にわくわくさせられます。
しかし一番わくわくしているのはきっと高山選手本人ではないでしょうか。
今後もアッと驚くことをしてくれそうな高山選手に目が離せません！