小國以載!9・13岩佐亮佑を相手に初防衛戦!日本人対決を制するのは?
2018/01/03

IBF世界スーパーバンタム級王者・小國以載選手の初防衛戦が決まりました。
対戦相手は兼ねてから候補に挙がっていた同級3位の岩佐亮佑選手で日本人対決となります。
9月13日にエディオンアリーナ大阪で対戦する両者。
左手負傷の影響により小國選手は昨年大晦日以来の9か月ぶりの試合となります。
対する岩佐亮佑選手は今年3月に世界前哨戦を行い準備万端といった感じです。
少しブランクの長い小國選手の状態が気になりますね。
とはいえ早くから対戦が予想されていた両者なだけにたっぷり時間をかけて準備をしていることでしょう。
そこで今回9月13日に行われるIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチについて見ていきたいと思います。
■高校時代からの因縁
今回対戦する小國以載選手と岩佐亮佑選手ですが、二人の対戦は初めての事ではありません。
現在29歳の小國選手、現在27歳の岩佐選手ですが学年は1コ違いです。
実はこの二人、高校時代に1度対戦しています。
そのときには岩佐選手が勝利しています。
プロ入り後も今から2年ほど前まではスパーリングをするなどお互いに手の内を知り尽くした仲。
小國選手は岩佐選手について「一番やりたくない相手」とコメント。
勝算については「五分か4-6で不利」と答えた小國選手に対し「自信は8割」と答えた岩佐選手。
ここまで岩佐選手の1勝という両者の対戦成績ですが果たして今回勝利を手にするのはどちらでしょうか?
■展開予想
冒頭でも述べたように小國選手の試合間隔がちょっと気にはなりますね。
注目の日本人対決を制するのはどちらでしょう。
両者の対戦は高校時代でその後、、、
岩佐亮佑選手は2008年にプロ入り。
小國以載選手は2009年にプロ入り。
それから10年近く経っていることから高校時代とは全く違った二人になっていることは間違いないでしょう。
よって高校時代の力関係は全く参考にならないと考えます。
小國選手にKO勝ちした和気慎吾選手を相手に一方的な勝利をおさめた驚異のKO率100%を誇ったグスマン選手を相手にダウンを奪うなど下馬評を覆して見事に勝利をおさめた小國選手。
対して、山中慎介選手に挑んだ日本タイトルマッチ、リー・ハンスキンス選手を相手に挑んだIBF暫定王座決定戦などここぞという節目で敗北を喫してしまった岩佐選手。
ここぞという勝負所での「持ってる」感では小國選手に分があるように感じます。
しかし、対山中戦ではKO決着となった第10ラウンドが始まる前までの採点では86-85、86-85、87-85とジャッジ三者が山中選手を支持するも非常に僅差の内容でした。
あれから約6年半、現在世界王座を12度も防衛してる名王者・山中選手に善戦したあの時と比べて岩佐選手もレベルアップしていることでしょう。
さらに、小国選手がプロで唯一敗北を喫した相手和気慎吾選手が岩佐選手と同じサウスポーであるだけに小國選手にとってはサウスポーが苦手という可能性もあります。
よって勝機はどちらにもあるという、無難な予想に落ち着きますね。
しかしあのアグレッシブで強いグスマン選手を相手に自分のボクシングをさせなかった大晦日のような試合をした場合にはなかなか攻略するのは難しいのではないでしょうか。
ブランク明けの小國選手の仕上がり具合がカギとなりそうですね。