災害時の非常食!準備が必要なのは何日分?
近年、日本のあちこちで発生している地震災害、さらには火山噴火や豪雨などの自然災害。
もはや日本のどこにいても安全とは言えません。
いつ起こるかわからない自然災害への備えはどこの家庭にとっても必須事項と言えます。
そこで今回は災害時の備えの一つである『非常食』にスポットを当ててお話ししたいと思います。
■災害時の非常食は何日分必要?
災害時の非常食ははたして何日分あれば良いのでしょうか?
地震や火山噴火、豪雨による土砂災害など災害の種類や規模によっても異なります。
巨大地震などとなると地震発生から行政の支援が整うまでに何日も日数を要します。
以前は『最低3日分』必要とされていましたが、2013年5月の国の中央防災会議で行われた『南海トラフ巨大地震対策』の最終報告では『7日分(1週間分)以上必要』とされました。
ちなみにこの分量は『1人当たり』ですので、例えば4人家族の場合は『7日分×4人分』が必要となります。
■非常食の具体例
非常食というと具体的にはどのようなものを用意すべきでしょうか?
何といっても忘れてはならないものが飲料水。
それ以外にもあればあっただけ良いのですが、日持ちしにくいものは非常食として保存しておくことが困難なため日持ちしやすいものを具体例として挙げてみました。
飲料水(1人あたり1日3リットル)
お米
レトルト食品
乾パンやクラッカー
缶詰
調味料
チョコレート
粉ミルク(乳幼児がいる場合)
これらの食料を人数分と7日分で考慮し必要な量を備蓄しておきましょう。
ローリングストック法と呼ばれる管理方法で循環させていくと無駄のない備蓄が可能になります。
普段の生活で非常食を定期的に使用し、使った分をまた補充することで消費期限内に使い切ってサイクルさせていく備蓄法です。
■非常食と一緒に用意しておきたい物
・電気やガスのない状態でも炊事ができるようカセットコンロやボンベ、キャンプ用品の飯ごうや食器、鍋などを用意しておきましょう。
・食器をラップに敷き汚れたら捨てることでお皿を洗わずに使い続けることが出来るため紙皿などと一緒にラップも用意しましょう。
・食料の保存ができるようクーラーボックスも用意しておきましょう。
・缶切りやライター、ナイフなどの小道具もお忘れなく。
■まとめ
今回は災害時の対策として非常食についてお話しさせていただきました。
また非常食以外の対策についても別の機会にお話ししたいと思います。
筆者の住む愛知県も随分以前から巨大地震が来ると言われ続けています。
地震大国の日本に住んでいるかぎり、まさに他人ごとではありません。
自分自身や大事な家族を守るためにも万が一に備えて今から準備しておきましょう。