口呼吸のリスクと治し方!健康と美容に大きな影響が!
近年では硬いものを食べる機会が少なくなったことにより口の周りの筋肉が落ちてしまい、口が自然と開いてしまうことで口呼吸になってしまう人が多いそうです。
実はこの口呼吸ですが病気の原因になるなど多くのリスクを秘めており実は厄介なものなのです。
そこで今回は口呼吸にはどんなリスクが潜んでいるのか?
また口呼吸の治し方についてお話ししたいと思います。
■口呼吸にはこんなリスクが
・口臭の原因となる
口臭の原因の一つは口腔内で細菌が繁殖し増加することが挙げられます。
口腔内の雑菌が唾液や血液、食べたものを分解する際に発生するガスが口臭のもとになります。
口呼吸によって唾液が蒸発し口の中が乾いてしまうと細菌をやっつける効果のある唾液が減少することにより雑菌の働きを活発化させ口臭を増加させます。
・虫歯や歯周病の原因になる
唾液には殺菌効果だけでなく歯にミネラルを与えて初期の虫歯を修復してくれる石灰化作用もあり、虫歯から歯を守ってくれています。
口呼吸による唾液の減少で細菌が増殖すると口臭だけでなく、虫歯や歯周病の原因にもなります。
細菌の増殖は虫歯だけではなく歯周病の原因にもなります。
また、唾液の減少は歯の乾燥を招き汚れを落としにくくすることから歯が着色しやすくなります。
口呼吸が口腔内のあらゆるトラブルを引き起こしたり悪化させたりする原因となります。
・風邪をひきやすくなる
鼻呼吸の場合は鼻毛や鼻の粘膜がフィルターとなり、細菌をシャットアウトしたり吸い込んだ空気を保湿して体内に送り込むことによって細菌からガードできますが、口呼吸の場合は細菌が直接気管に侵入するため風邪をひきやすくなります。
・睡眠の質の低下
口呼吸の人の場合、舌の位置が正常な位置よりも後ろにある場合が多く、舌が軌道を塞いでしまうことがあるため睡眠時無呼吸症候群となる危険性があります。
・顔がたるむ
口呼吸により常に口が開いているため舌の位置が下がり、歯が下に押されることにより歯並びが悪くなります。
また、口周りの筋肉の衰えによりたるみやあごの成長の衰えに影響を与えます。
■口呼吸の改善方法は?
このようにリスクだらけの口呼吸を改善し鼻呼吸にするにはどうしたらよいのでしょうか?
・鼻で呼吸することを意識する
まずは意識から。
無意識に開いてしまう口を閉じ、鼻で呼吸するよう意識していきましょう。
・あいうべ体操
口の周りの筋肉を鍛えることにより口呼吸を改善します。
効果的な方法として『あいうべ体操』が有名です。
- 『あー』と大きく口を開く
- 『いー』と口を横に開く
- 『うー』とひょっとこのように口をすぼめる
- 『べー』と舌を思いっきり下に出す
これを1日に何回か行っていくことで口呼吸が改善されていきます。
・ガムを噛む
口を閉じてガムを噛むことで、噛んでいる間は自然と口呼吸になります。
また、口の中にガムを噛んでいる最中に上あごと舌でガムを潰す動作を取り入れることで舌の筋肉が鍛えられ、低舌位が解消され舌の位置が正常になります。
ガムは虫歯にならないよう糖分の多いものよりキシリトールガムの方が良いです。
・医師に相談する
口の周囲や舌の筋肉以外にも鼻のつまりなどによる口呼吸など他にも口呼吸には原因があります。
上記の方法で改善しないときには耳鼻科で受診し医師に相談してみると良いでしょう。
■まとめ
今回は口呼吸のデメリットと改善方法についてお話しさせていただきました。
口呼吸には多くのデメリットがあり、健康面だけではなく歯の着色や顔のたるみなど美容面にも影響してしまいます。
ぜひとも口呼吸から鼻呼吸へ早めに改善してしまいましょう。
最後に、こんな方は口呼吸の可能性があります。
チェックしてみてください。
- 普段無意識に口が開いている
- 目が覚めたとき口の乾きを感じる
- 目が覚めたとき喉に乾きや痛みを感じる
- 目が覚めたとき口のネバツキや口臭を感じる
- 口内炎ができやすい
- 歯磨きをしっかりしているのに虫歯になりやすい
- 歯磨きをしっかりしているのに歯が着色しやすい
- 歯並びが悪い
- 鼻が詰まりやすい
どうでしたか?
いくつか当てはまる場合は口呼吸の可能性がありますでの要注意です!