雛人形、いつ飾りいつまでに片付けるの?遅れるとお嫁にいけないってホント?
2017/01/16

3月といえばひな祭り。
女の子の健康や幸せを祝う伝統行事です。
ところがひな祭りといえばこんな怖い言い伝えも、、、
『雛人形の片付けが遅いと結婚できない、もしくは婚期が遅れる』
もし本当なら雛人形を飾るのを躊躇してしまいそうな怖い言い伝えですよね。
そこで今回は雛人形の飾る時期について調べてみました。
雛人形はいつ飾り、いつまでに片付けるのか?
あの言い伝えは本当なのか?
これらについてお話ししたいと思います。
■雛人形、飾る時期

雛人形を飾る時期は立春から2月の中旬ごろがよいとされているようです。
立春とは節分の翌日(2月4日頃)になります。
節分の豆まきで厄払いを行った後に雛人形を飾るといった流れが良いようです。
また、地域によっては二十四節気の一つである『雨水(うすい)』に飾るのが良いとされているところもあるようです。
雨水は2月18日、19日あたりを指し温かくなり雪や氷が解けて雨水として降り注ぐ日で、古くから農業をはじめるのに適した日とされてきました。
これらの説がありますが、明確にこの日にしなさいというきまりはないため、もっと早くから飾り長く楽しむというのもアリのようです。
雛人形を早く飾ることは早く嫁に出すという意味も込められているそうです。
あんまり早く嫁に行かれてもちょっと寂しい気もしますが(^^;
■雛人形、片付ける時期

3月3日が終わったら片付ける地方が多いのですが、旧暦(4月3日)まで続けて飾る地域もあります。
一般的には新暦の3月の中旬ごろまでにしまうのがよいとされています。
旧暦なら4月中旬くらいまでが目安です。
さらにベストと言われているのは二十四節気のなかのひとつで3月6日頃にあたる啓蟄の日(けいちつのひ)」です。
■片付けが遅れるとお嫁にいけない?
雛人形の片付けが遅れるとお嫁にいけない、もしくは婚期が遅れるというあの言い伝え。
言い伝えには諸説あるようですが、昔は女性にとって一番の幸せは結婚することと考えられていました。
早く片付けることにより早く嫁に行く(片付く)という意味をあらわし、早く嫁にいくことで早く幸せになってもらいたいという親の願いがこめられていたようです。
また、雛人形は娘さんの災厄や邪気を吸い取ってくれるとされており、雛人形を早く片付けることでひな祭りの日に吸い取った災厄や邪気を封じ込める意味が込められているとのこと。
いつまでも放置しておくと災厄や邪気が娘さんに戻ってしまうと考えられたようです。
しかし一番有力な説はどうやら『しつけのため』のようです。
「片付けがちゃんとできないと、きちんとした女性になれず、いいお嫁さんになれませんよ!」という教えのためだそうです。
■さいごに

今回は雛人形についていつ飾るのか?いつまでに片付けるのか?雛人形を片付けるのが遅れるとお嫁にいけないという言い伝えは本当なのか?という三つの疑問についてお伝えしました。
そういえば筆者の知人でも雛人形を片付けるのが遅れた過去を持つ方はいましたが、片付けのできる女性となって無事お嫁に行かれました。
やはりしつけのための言い伝えの説が有力のようですね(^^;