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ボクシング

小国以載、大金星!年末ボクシング世界戦で新チャンピオンへ!

2018/01/03

 

2016年12月31日、京都の島津アリーナで行われたダブル世界戦のセミファイナルでIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行われました。

22勝22KOのKO率100%という恐ろしい戦績の持ち主である王者ジョナタン・グスマン選手(ドミニカ)に小国以載選手が挑戦しました。

下馬評では王者有利と言われ、小国以載選手には厳しい戦いと言われていましたが、ボディブローでダウンを奪うなど3-0の判定で見事勝利し新チャンピオン誕生となりました。

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■試合前には前代未聞のグローブ軽量

ハードパンチャーに有利とされるナックル部分の薄いメキシコ製のグローブで行われることになったこの試合。

試合前には異例のグローブ軽量が行われるなどのアクシデントも発生。

調印式に持ち込んだグローブに対し小国選手が「薄くないですか」と指摘したことにより、会場となったホテルで調理用秤が持ち込まれ前代未聞のグローブ軽量が行われることになりました。

結果は問題なしとのことだったが、小国選手は「明らかに形がおかしかった」と感じたようでした。

王者側は不満顔で「(小国選手は)試合前にも関わらずもう負けた時の言い訳を考えているのだなと感じた」と語った。

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■試合展開

序盤は丁寧にジャブで試合を組み立てていく小国選手と追いかけながら強打を振っていく王者といった展開。

1ラウンド終盤には小国選手のボディストレートがヒット。

迎えた第3ラウンド前に出てくる王者が小国選手を攻め立てる。

しかし、ラウンド中盤に小国選手の左ボディがヒットし王者はたまらずダウン。

中盤以降、王者がパンチをまとめてくる場面もあったが、小国選手は冷静に対応し王者の追撃をかわしていく。

時々、KO率100%の王者の強打に小国選手がバランスを崩しかけ少しヒヤッとする場面も。

後半は小国選手がプレッシャーをかけ王者を追っていく展開となり積極的に手数を出していく。

9ラウンドには目じりをカットした王者にドクターチェックが入るが試合はそのまま続行。

迎えた11ラウンド、再び小国選手のボディが火を噴き王者が座り込む。

しかし、レフェリーの判定は「ローブロー」。(あれがローブローだったらほとんどのボディブローはローブローになると思うが!?)

王者の回復のため少し時間を置いて試合再開となる。

続く最終ラウンドも積極的に前に出続けた小国選手。

勝負は判定へ。

115-112、115-112、115-112と3-0で小国選手の勝利で新チャンピオン誕生となりました。

 

■試合後には「もうやりたくない」との発言も?

前評判を覆して見事新チャンピオンとなった小国以載選手。

判定のコールで勝利を確信した際のホッとした笑顔が印象的でした。

試合前日には「勝ったら引退しようかな。」などと冗談を言っていましたが、試合後に2017年について聞かれたときには「もうやりたくない。」との発言も。

しかし続けて、「やめたいですけど、ゆっくりしてまた年明け頑張ります!」と力強く語ってくれました。

まずはゆっくり休んで、2017年も熱い試合を見せてほしいですね。

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