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大相撲

稀勢の里、横綱昇進に甘いとの声も?!横綱昇進の基準とは?

2018/01/08

 

日本相撲協会は25日午前、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)の横綱昇進を決めました。

これで正式に第72代横綱が誕生しました。

日本出身力士の横綱誕生は、1998年夏場所後の3代目若乃花以来でなんと19年ぶりになります。

番付に日本出身の横綱の名前が載るのは03年初場所の貴乃花以来14年ぶりとなります。

横綱昇進の伝達式では「謹んでお受けいたします。横綱の名に恥じぬよう精進致します」と口上を述べました。

さすがに緊張していたようでその後の本人のコメントでも話していたようにちょっと噛んでしまっていましたね。

久々の日本出身力士が横綱となり非常におめでたいニュースですね!

ところが今回の稀勢の里の横綱昇進について一部では「甘いのでは?」との声も挙がっています。

22日の千秋楽では対戦した横綱、白鵬が取組後のコメントで「強い大関がいて良かった。(初優勝)おめでとうですね」と稀勢の里の実力を認めていました。

大横綱、白鵬にも認められた稀勢の里の横綱昇進が「甘い」と言われる理由は一体なぜなのでしょうか?

また、本当に甘いのでしょうか?

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■そもそも横綱昇進の基準とは?

横綱に昇進するにあたりどんな基準があるのでしょうか?

横綱審議委員会の内規によると「大関の地位で2場所連続優勝」または「それに準ずる成績を上げた力士」のいずれかの条件を満たした場合、日本相撲協会理事長は横綱審議委員会に諮問する。

つまりそこで横綱に昇進してもよいかどうかが審議されて3分の2以上の賛成があれば横綱審議委員会から日本相撲協会理事長に横綱推薦の意見が伝えられます。

その後理事長は臨時理事会を招集し、そこで横綱昇進の最終決定がされれば正式に横綱に推薦されるとのこと。

今場所は優勝した稀勢の里ですが、前回の九州場所では12勝3敗で優勝を逃しはしましたが優勝に準ずる成績といってもよいのではないでしょうか?

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■近年の横綱昇進は2場所連続優勝

稀勢の里の横綱昇進が甘いと言われるのはここ最近の横綱昇進力士が2場所連続優勝を続けていたことが理由かもしれません。

今から約27年前の平成2年9月に昇進した旭富士から曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜と9力士が2場所連続優勝後に横綱に昇進しています。(鶴竜は優勝決定戦で敗れたため、優勝力士と同成績で昇進)

このことから2場所連続優勝こそが横綱昇進の条件として世間一般に認識されているのかもしれませんね。

実はそれ以前には今回の稀勢の里のように優勝+優勝に準ずる成績で横綱になった力士が多数います。

あの大横綱の千代の富士もそうでした。

 

■稀勢の里が評価されたポイントは?

 

稀勢の里が今回横綱に昇進するにあたり以下ポイントが評価されたと言われています。

  • 毎場所成績が安定している
  • まじめで人柄がいい
  • ケガをしない

成績が安定していて毎場所優勝争いにからむことは相撲を盛り上げる上で横綱として必要なことだと思います。

また、伝統や真面目な日本人気質を重んじる角界においてまじめな人柄は横綱として若い力士の模範となることでしょう。

そしてプロの力士である以上、観客を喜ばせることは必須です。

ケガがなく土俵にしっかり立ち続けることは最高のファンサービスであり、客を呼ぶことができ、角界にも貢献しているといえます。

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■さいごに

今回の昇進に関して賛否の声があがっていますが、久々の日本出身力士の横綱誕生について何やかんや言っても喜んでいる人が多いことでしょう。

あとは来場所、稀勢の里が横綱の名に恥じない強さを世間に見せつけてくれれば誰も文句は言わないでしょう。

本来の力が出せれば十分可能だと思います。

ぜひ頑張ってもらいましょう!

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