高校生世界王者、高山勝成!めでたく卒業し大学進学へ!次戦は王座統一戦!
2018/01/03

高校生世界チャンピオン、ボクシングのWBO世界ミニマム級王者、高山勝成選手が2月28日に名古屋市内の菊華高校を卒業しました!
日本人初の世界4団体制覇!
現役高校生世界王者!
この春から大学進学!
これまでの他の世界チャンピオンとは一風変わった感じの高山勝成選手。
チャンピオンになってからも様々なことにチャレンジする姿勢は非常に魅力的です。
将来の教員免許取得に向けて学業に、そしてタイトルマッチと公私に渡り頑張ってほしいところです。
そこで今回はこの春から大学生となる現WBO世界ミニマム級王者、高山勝成選手にスポットを当ててみました。
■高山勝成選手のこれまでの獲得タイトル
◆2001年西日本ライトフライ級新人王(MVP)
◆第48回全日本ライトフライ級新人王
◆第19代日本ミニマム級王座(防衛0=返上)
◆WBC世界ミニマム級王座(防衛0=陥落)
◆WBA世界ミニマム級暫定王座(防衛0=陥落)
◆IBF世界ミニマム級王座(1度目:防衛2=陥落)(2度目:防衛2=陥落)
◆WBO世界ミニマム級王座(1度目:防衛0=返上)(2度目:防衛0=現在も保持)
通算成績は40戦31勝(12KO)8敗1無効試合
世界戦通算成績は17戦9勝(2KO)7敗1無効試合
2000年10月にプロデビュー。
2005年4月にWBC世界ミニマム級王座に挑戦し初の世界タイトル獲得。
2009年11月ごろから2013年7月ごろまでは主に海外のリングを主戦場として活動します。
この間には「怪物王者」ローマン・ゴンザレス選手に挑戦。
3-0の判定で敗れはするもののフルラウンドを戦い抜きます。
2014年4月に名古屋市内の菊華高等学校へ入学。
2014年12月に4団体目のタイトルとなるWBOタイトルを獲得し4団体制覇。
2016年8月にWBO王座に返り咲き現在はケガのため休養中。
■次戦は日本人対決&王座統一戦
高山選手がケガにより休養している間に世界ボクシング機構(WBO)同級1位のモイセス・カジェロス選手と同級2位の福原辰弥選手によって暫定王座決定戦が行われました。
12ラウンドの激しい攻防が行われ2-1の判定で福原辰弥選手が勝利し暫定王者となりました。
これにより、高山選手が試合を行える状態になった場合には両者の対戦が義務付けられ、王座統一戦が行われます。
暫定王者、福原選手の通算成績は29戦19勝(7KO)4敗6分。
高山選手は過去にも世界戦での日本人対決は何度か経験済みです。
2007には自らが暫定王者として正規王者の新井田豊選手と対戦した経験もあります。
この時は1-2の僅差の判定で正規王者に敗れてしまいましたが、高山選手が優勢だったとの声も多くどちらが勝ってもおかしくないまさに接戦でした。
高山選手の世界戦日本人対決の通算成績は5戦4勝(2KO)1敗。
■統一戦の後はライトフライ級戦線へ!?

30歳で高校に入学し現在33歳の高山選手。
この3年間は試合後に徹夜で宿題をこなしたり、体育祭に出場し200メートル走で間違って逆走してしまったりと思いで深い高校生活だったようです。
卒業の際には約280人の同級生との別れを惜しんだようです。
さて、そんな高山選手の2017年のボクサーとしての1年はどのような年になるのでしょうか。
まずはケガからの復帰と王座統一戦が最優先となりそうです。
その先には1階級上のライトフライ級も視野に入れているとの噂もあります。
ライトフライ級は現在、田中恒成選手、八重樫東選手、田口良一選手と3人の日本人世界王者が君臨しており、とても盛り上がっている階級です。
そこに4団体制覇王者の高山勝成選手が加わればさらに盛り上がることは間違いないでしょうし、日本人同士のぶつかり合いは避けられなくなることでしょう。
これはもう想像するだけでも楽しみになってきます!