ボクシング亀田和毅!3年3か月ぶり国内リングで完勝!次戦は世界!?
2018/01/03
ボクシングの元WBO世界バンタム級王者で亀田3兄弟の三男、亀田和毅選手が3年3か月ぶりに国内のリングに復帰しました。
3月10日、東京・後楽園ホールで55.8キロの契約ノンタイトル10回戦を行い、IBF世界スーパーバンタム級6位のマイク・タワッチャイ選手(タイ)と対戦しました。
結果は3-0で判定勝ち。
日本のファンの前で復帰戦を無事、勝利で飾ることができました。
勝った亀田和毅選手の戦績は35戦33勝(20KO)2敗となりました。
■久々の亀田トレイン
会場に映画「ロッキー4」の挿入曲「バーニング・ハート」が鳴り響くと亀田家お馴染みの入場スタイル「亀田トレイン」で長男・興毅さん、次男・大毅さんとともに登場。
リングに上がると両手を挙げ歓声を浴びました。
後楽園ホールの観客が沸きあがりました。
メキシコなど海外のリングを主戦場として活躍してきた和毅選手。
3年3か月ぶりに日本のリングに帰ってきました。
聖地・後楽園ホールの雰囲気に対して「ああいうのは初めて。楽しかった」と大勢の観客の前で試合をしたことに楽しんでいた様子でした。
■ダウンを奪い大差で勝利!
初回からスピードの違いを見せつけた亀田和毅選手。
積極的に攻撃を仕掛けていきます。
対するタワッチャイ選手は防戦一方となります。
6ラウンドには攻勢を強めた和毅選手の強烈な右ストレートがクリーンヒットしタワッチャイ選手からダウンを奪います。
その後は逃げるタワッチャイ選手を圧倒するも捕えきるまでには至らず10ラウンド終了のゴングとなりました。
採点は99-90、100-90、100-88とジャッジ2人がフルマークをつける完勝でした。
今回、課題だった右のパンチでダウンを奪ったことに対してトレーナーで兄の興毅さん、和毅選手とも収穫と感じている様子でした。
タフな選手を終始追い詰めたことに対しても「自身をもっていける」と語っていました。
■次戦は世界戦も!?
試合後、協栄ジムの金平桂一郎会長は「これで世界と言って、オヤッという人はいないと思う。直接行くかもしれない」と次戦で早くも世界挑戦する可能性を示唆しました。
和毅選手本人も「もう1回、世界王者に返り咲きたい」と語っており2階級制覇を目指す意向を示していました。
WBAスーパーバンタム級5位(1月8日発表のランキング)と世界挑戦可能な位置にいる和毅選手。
現在、スーパーバンタム級の王者はベネズエラのネオマル・セルメニョ選手で戦績は33戦26勝(15KO)5敗1分1NC。
果たして和毅選手はバンタム級のベルトに続いてスーパーバンタム級のベルトを獲得することができるのでしょうか?
そして同級のスーパーチャンピオンにはキューバのギジェルモ・リゴンドー選手が君臨しています。
この階級で最強と言われている選手です。
シドニー、アテネとオリンピックで2度金メダルを獲得した選手で、プロでの戦績は17戦全勝(11KO)。
過去には5階級王者のノニト・ドネア選手や日本でも天笠尚選手とも対戦しており勝利しています。
和毅選手がWBA王者となればスーパーチャンピオンのリゴンドー選手と対戦する可能性も高まります。
そうなれば間違いなく盛り上がることでしょう。
これは見たい一戦です!
ぜひとも和毅選手には頑張ってもらい実現させてもらいたいですね。