侍ジャパン・6連勝で米国へ!これまでの振り返りと今後の日程は?!
野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボールクラシック(WBC)で日本代表「侍ジャパン」は1次リーグ、2次リーグを戦い6漣勝で1位通過を決めました。
準決勝、決勝の舞台となる米国へ16日出発しました。
2大会ぶりの世界一奪還へ期待が高まります。
21日の準決勝を前にまずは1次リーグ、2次リーグでの日本の快進撃を振り返ってみます。
■1次リーグ
◆日本11-6キューバ
大会初戦でいきなり強豪キューバとの対戦。
強化試合でのおとなしかった打線に心配の声が上がっていましたが、そんな心配を払拭するかのように打線が火を噴きました!
なんと大量11得点。
筒香選手、松田選手に会心の1発が飛び出しました。
圧勝かと思われたこの試合でしたが後半キューバが意地を見せ追い上げてきます。
侍ジャパンも追加点を上げながらキューバの猛追をしのぎます。
後半は乱打戦となりました。
しかし終わってみれば5点差をつける快勝となりました。
◆日本4-1オーストラリア
侍ジャパンのエース菅野投手が先発。
しかしオーストラリアに先制点を許し追いかける展開に。
5回表に松田選手の犠牲フライで同点に追いつくも緊迫した展開が続く。
その裏、エース菅野投手が1アウト1塁2塁とピンチを迎えたところで岡田投手がマウンドへ。
ところがストレートのフォアボールで満塁となりさらにピンチは広がります。
続いて2球投げるもストライクが入らず絶体絶命のピンチに。
松田選手が、坂本選手が、そして小林選手が岡田投手に声をかけ、球場からも頑張れコール。
中日ファンの私もドキドキで見守りました。
なんかもう親戚の子を見守る感覚でした。
ファン、仲間の声援もあってか絶体絶命のこのピンチを起死回生のゲッツーで打ち取り脱出。
中日ファンながら松田選手、坂本選手、小林選手が好きになってしまった瞬間でした。
そして流れを引き寄せます。
迎えた7回に主砲の中田選手が1発を放ちついに勝ち越し。
さらに4番筒香選手にも2試合連続となる1発が飛び出し試合を決定づけました。
ヒリヒリした展開でしたが侍ジャパンもファンも一体となり団結した1戦だったと感じる試合でした。
◆日本7-1中国
試合が始まる前に1次リーグ1位通過が決まっていた侍ジャパン。
小林選手、中田選手に1発が飛び出し、投げては6人の投手によるリレーで1失点に抑える好投を見せました。
この勝利により全勝での1次リーグ突破となりました。
■2次リーグ
◆日本8-6オランダ
3回表に中田選手の3試合連続となるホームランで5-1と勝ち越し大勝を予感させた直後のその裏、4番の日本のヤクルトスワローズに所属するバレンティン選手の1発などですぐさま同点となります。
その後も一進一退の攻防が続き延長へ。
迎えた11回、大会ルールによりタイブレークとなります。
このタイブレーク制により11回はノーアウト1塁2塁からスタート。
鈴木誠也選手の巧みなバントで1アウト2塁3塁とした侍ジャパン。
ここで頼れる男、中田翔選手が勝ち越しとなる2点タイムリ―を放ちます。
これが決勝打となり日本に勝利をもたらしました。
この試合、終わってヒーローインタビューが行われている間に日付が変わりました。
本当に長い長い試合となりました。
起用した投手はなんと9人!
このことがこの試合の死闘を物語っていたと言えます。
◆日本8-5キューバ
エース菅野がまさかの4回4失点で降板。
前日に続いて乱打戦となりました。
取ったり取られたりの展開が続く中、終盤の8回に内川選手の犠牲フライで勝ち越し。
さらにトリプルスリーの山田哲人選手が先頭打者ホームランに続いて2発目となるとどめの一発を放ち試合を決定づけました。
◆日本8-3イスラエル
侍ジャパンは初回から再三のチャンスを作るも本塁を踏むことができず緊迫した展開となりました。
先発した千賀投手、続く平野投手の好投もあり0-0のまま後半に入ります。
迎えた6回、頼れる4番、筒香選手のソロ本塁打が均衡を破りそこから一気に5点を奪います。
最終回に3点を失ったもののこれまでとは違った侍ジャパンの投手力が光った試合でした。
1次リーグに続き、2次リーグも3連勝で1位通過となりました。
■侍ジャパンの今後のスケジュール
◆練習試合
3月18日(土)VSカブス
※日本時間19日(日)
3月19日(日)VSドジャース
※日本時間20日(月)
◆準決勝
3月21日(火) 18:00 VSプールF2位
※日本時間22日(水)10:00
◆決勝
3月22日(水) 18:00 VSプールE2位とプールF1位の勝者
※日本時間23日(木)10:00
■頑張れ!侍ジャパン!
日本人メジャーリーガーの相次ぐ不参加。
大谷翔平選手の負傷による辞退。
さらには強化試合での負け越し。
何かと不安な話題ばかりが先行していました。
本線が始まる前には各所から心配の声が上がっていた侍ジャパン。
しかし蓋を開けてみれば日替わりでヒーローが誕生する快進撃!
日本にとって初となる1次リーグ、2次リーグ全勝での準決勝進出。
前評判を吹き飛ばす強さで連日、手に汗握る熱い戦いを制してくれました。
私も恥ずかしながら、今回は1次リーグ通過も結構厳しいのでは?と思っていました。
侍ジャパンの皆さん、申し訳ありませんでした!!
準決勝、決勝の残る2戦は勝利を信じて全力で応援します!
世界一まであと2勝!
頑張れ侍ジャパン!!