ボクシング、久保隼！先輩長谷川穂積に続けるか！？4・9世界挑戦！

4月9日、大阪・エディオンアリーナで現在WBAスーパーバンタム級8位の久保隼選手（真正ジム＝26歳）が同級王座に挑戦します。

対戦相手は37歳でベネズエラ出身の王者ネオマル・セルメニョ選手。

久保隼選手の所属する神戸の真正ジムといえば昨年引退した3階級王者、長谷川穂積さんの所属していたジムです。

長谷川穂積さんを間近で見て世界を感じてきた久保選手。

果たして名王者・長谷川穂積さんの後継者となることができるのでしょうか？

そこで今回は「ポスト長谷川」として期待されている久保隼選手が王座挑戦するWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチにスポットを当ててみました。

■久保隼選手のプロフィール

アマチュア時代はも南京都高校時代にインターハイ準優勝、その後は東洋大学に進学してボクシングを続けていました。

南京都高校といえば現WBCバンタム級王者山中慎介選手、ロンドンオリンピック金メダリストで現ミドル級世界ランカーの村田諒太選手の出身校になります。

さらに村田選手は東洋大学出身ですのでここにも共通点がありますね。

デビュー戦は2013年5月17日、タイの選手を相手に6回戦を行い2回55秒TKO勝ち。

2015年12月26日に和気慎吾選手が返上し空位となったOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座をかけてロイド・ハルデリザ選手と対戦し5回1分19秒KOで勝利。

東洋太平洋王座獲得に成功し、その後IBF15位にランクインして世界ランカーとなりました。

この王座を2度防衛し返上、世界ランキングもIBF4位・WBA8位・WBC9位と上昇して今回の世界王座挑戦へたどり着きました。

■王者ネオマル・セルメニョ選手はどんな選手！？

2004年11月13日にプロデビュー。

2009年3月14日に元WBA・WBC世界スーパーフライ級王者クリスチャン・ミハレス選手（メキシコ）とWBA世界バンタム級暫定王座決定戦を行い2-1の判定で勝利。

2013年8月10日にはパナマシティのメガポリス・コンベンションセンターで行われたWBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦で当時WBA世界スーパーバンタム級10位のオスカル・エスカンドン選手（コロンビア）と対戦し、2-1の判定で勝利。

暫定ながらも世界2階級制覇を果たしました。

2016年6月24日、北京でWBA世界スーパーバンタム級正規王座を懸けWBA世界スーパーバンタム級2位でWBC世界スーパーバンタム級シルバー王者の裘曉君と対戦し、12回1分11秒TKO勝ちを収め3度目の世界戴冠にして初の正規王座を獲得しました。

2009年の世界王座獲得から長きに渡って世界の舞台で戦ってきており、暫定を含めると2階級制覇、3度の世界王座獲得と実績十分。

キャリアも33戦と久保選手の3倍で経験豊富な王者です。

過去5回の敗戦も世界の一線級で戦うビッグネームの選手ばかり。

・アンセルモ・モレノ選手（山中慎介選手と2度の死闘を繰り広げた名王者）に2敗
・ビクトル・テラサス選手（後のWBC世界スーパーバンタム級王者）
・フェルナンド・モンティエル選手（長谷川穂積選手をKOした3階級王者）
・サーシャ・バクティン（日本でも活躍し無敗で引退）

久保選手にとって手強い王者であることに間違いなさそうですね。

■勝負の行方は？

勝負の行方は果たしてどうなるのでしょうか？

私の予想としてはやはり一線級の舞台で戦い続けている実績・経験から王者有利と考えます。

対戦相手によって戦術を変える器用さを持つ王者になかなか隙が見当たりません。

しかし久保選手には無傷の11連勝中と勢いが、そして若さがあります。

さらに一発で勝負を決める左ストレートも持っています。

昨年末に絶対的不利の下馬評を覆して見事王座を獲得した現WBO世界スーパーバンタム級王者の小國以載選手のように周囲を驚かす結果を期待したいですね。

今回はテレビ放映は関西方面のみのようです。

王者となり、次戦は全国ネットで戦う姿が見れることを期待します！

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