中日、三ツ間卓也!2017年は開幕1軍で飛躍に期待!菅原道真との関係は!?

2016年最下位からの巻き返しを図る中日ドラゴンズ。
開幕から7戦目にしてようやく初勝利を掴みました。
監督や選手、中日ファンはもちろんのこと他球団のファンまでもが一安心となりました。
ここまで2試合連続の延長戦などもあり総力戦を繰り広げてきました。
なかなか勝利が掴めない苦しい日が続く中、フル稼働していた中継ぎ陣。
中でも私が注目したが今期より支配下登録選手として1軍で登板した三ツ間卓也投手。
3月31日の開幕戦を含め7戦中4試合に登板し失点0。
今シーズンの中継ぎ投手の一人として活躍してくれそうな雰囲気たっぷりの選手です。
そこで今回は今シーズンの飛躍を期待したい三ツ間卓也投手に注目してみました。
■三ツ間卓也投手のプロフィール
三ツ間卓也
出身地:群馬県高崎市
生年月日:1992年7月22日
身長:181㎝
投球・打席:右投右打
プロ入り:2015年 育成選手ドラフト3位
高崎健康福祉大学高崎高等学校-高千穂大学-武蔵ヒートベアーズ-中日ドラゴンズ(2016〜)
◆学生時代
高校時代は高崎健康福祉大学高崎高等学校で甲子園出場は一度もなく3年間を通じて控え投手でした。
高千穂大学へ進学後には1年の春から東京新大学野球の2部リーグ戦に登板。
1年秋と3年秋の2部リーグ戦で、最優秀防御率のタイトルを獲得する活躍を見せます。
大学4年の秋に大手不動産会社への内定を辞退しBCリーグのトライアウトを受験しました。
将来のNPB入りという夢を目指すためのものでした。
◆BCリーグ時代
2014年秋のトライアウト後に行われたBCリーグのドラフト会議で武蔵ヒートベアーズから指名を受け入団。
入団後に元NPBの小林宏之投手コーチの勧めによりオーバースローからサイドスローへ転向しました。
2015年にはクローザーに抜擢され活躍します。
51試合に登板し当時のリーグ記録20セーブを達成し最多セーブのタイトルを獲得。
ストレートは最速150キロ台をマークするようになりました。
2015年秋に行われたNPB育成ドラフト会議で中日ドラゴンズから3巡目で指名を受け念願のNPB入りへ。
背番号は「206」。
◆中日入団後
2016年、主に中継ぎとして2軍戦に35試合登板。
5勝2敗1セーブ、防御率2.19という成績を残しました。
2016年秋、シーズン終了後にフェニックスリーグに参加。
横浜DeNAベイスターズ戦での先発登板で、この年のリーグ戦完封勝利一番乗りを達成し首脳陣へアピール。
リーグ戦の終了後には、投手陣の沖縄キャンプへの参加。
そして11月25日に念願の支配下選手契約へ移行することが球団から発表されました!
これにより背番号は3桁の「206」から2桁の「43」に変更となりました。
2017年は開幕1軍のメンバーに加わりシーズンを迎えました。
■祖先はなんと学問の神様!
実は三ツ間投手はある人物の末裔なんだそうです。
その人物とは「学問の神様」で有名な菅原道真。
中日から指名の挨拶を受けた際に、先祖が菅原道真であることを公表し集まった報道陣を驚かせました。
指名を受けた約1年ほど前に永眠した母方の祖父が、菅原家の家系図や氏寺などを記した巻物を保管していたことを明かしたそうです。
先祖譲りの頭脳的なプレーを見せてくれるかもしれませんね。
■育成選手出身で活躍している主な選手
三ツ間投手のように育成選手から這い上がって活躍している選手は他にもいます。
中にはチームを代表する存在となった選手も。
◆山口哲也(巨人)
2005年育成ドラフト1巡目で入団し2007から1軍で登板。
2008年に飛躍し巨人の中継ぎエースとして活躍を続けている。
◆西野勇士(ロッテ)
2008年育成ドラフト5巡目でロッテへ入団。
2014年、2015年は防御率1点台と好成績をおさめロッテの守護神として活躍。
◆岡田幸文(ロッテ)
2008年育成ドラフト6巡目でロッテへ入団。
2011年、2012年にはゴールデングラブ賞を受賞するなど固い守備力と俊足が持ち味の選手。
◆千賀滉大(ソフトバンク)
2010年4月に育成ドラフト4巡目でソフトバンクへ入団。
2016年のは12勝を挙げて侍ジャパンの一員に選出されました。
2017年の第4回WBCでは4試合に登板し防御率0.86と大活躍。
大会の最優秀投手にも選出され世界から注目を集める投手となりました。
■2017年の活躍に期待!
サイドハンドからスライダー、フォーク、カットボール、チェンジアップと多彩な変化球と速球が持ち味の三ツ間投手。
オープン戦を経て開幕7戦を終えたここまで非常に安定した投球を続けています。
今シーズンは中継ぎの一角として1年間頑張ってほしいですね。
2017年のドラゴンズ必勝リレーの一人として活躍してしてくれることを期待しています。