井上尚弥、6回終了TKOで鮮烈に米国デビュー!次戦は統一戦?バンタム転級?
2018/01/03
9月9日(日本時間10日)に米国で行われたボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者の井上尚弥選手が挑戦者で同級7位のアントニオ・ニエベス選手と対戦!
そして途中、ダウンを奪うなど、力の差を見せつけて6回終了TKO勝利で圧巻の勝利!
終始攻め続け相手に何もさせない一方的な展開で鮮烈にそして華々しく米国デビューを飾りました。
米国のボクシングファン、そして同じ日にリングに上がったライバルたちに存在感を存分にアピール出来たと言えるでしょう。
そこで今回は鮮烈な米国デビューを飾った井上尚弥選手やライバルたちの今後の動向について見ていきたいと思います。
■米国での評価は??
今回の結果に関して井上選手は十分に満足はしていいようで70点と自己評価していました。
圧倒的な強さを見せたようにも思いましたが、なかなか自分に厳しいですね。
そんな中、米国をはじめ世界中から、
「パンチはショットガン」
「ネクスト・パッキャオの登場」
などとなかなかの評価を得ているようです。
今後も米国で戦う機会が増えていきそうですね。
■この日リングに上がったライバルたちは!?
この日は井上選手の試合の他にもスーパーフライ級のカードが組まれていました。
◆WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ
【王者】シーサケット・ルビンサイVS【1位】ローマン・ゴンザレス
◆WBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦
カルロス・クアドラスVSファン・フランシスコ・エストラーダ
まずは、シーサケット選手VSゴンザレス選手の試合について。
パウンド・フォー・パウンドと言われたローマン・ゴンザレス選手が登場。
しかし前回、まさかの初黒星を喫してしまいました。
しかし今回、唯一黒星を喫した相手、タイのシーサケット・ルビンサイ選手とのダイレクトリターンマッチとなりました。
雪辱のチャンス到来です。
前回はバッティングや不運なダウンもあったけど、普通にゴンザレス選手が雪辱するだろうな・・・
なんて思っていましたが、初回からシーサケット選手が非常に調子がいい!
怪物・ロマゴンを相手に自信満々の戦いぶり。
そして迎えた4ラウンド、カウンターでゴンザレス選手から2度のダウンを奪い完璧なKO勝利。
まさか、ゴンザレス選手があんな負け方するとは夢にも思いませんでした。
思えば、スーパーフライ級に階級を上げてから以前のような怪物ぶりが薄れたような印象がありました。
フライ級あたりがベストウェイトだったのでしょうか・・・
もう1試合のクアドラス選手VSエストラーダ選手の試合はジャッジ3人が114-113でエストラーダを支持するも非常に僅差の試合でした。
さすがは実力者同士の戦い。
実力伯仲で決定的な場面もなく紙一重でどちらに転んでもおかしくない感じでしたね。
この日勝利した井上尚弥選手、そしてシーサケット選手、エストラーダ選手。
まさに役者は揃った!といったところでしょうか。
しかし、現実はそうはいかないようですね。
■井上尚弥選手の今後の動向は??
今回ロマゴンを返り討ちにしたシーサケット選手。
クアドラス選手に判定で勝利したエストラーダ選手。
次戦で両者が対戦することが決まりました。
この勝者と井上尚弥選手が対戦すれば、まさにスーパーフライ級最強決定戦となりそうです。
しかし、若い井上選手にとってスーパーフライのウェイトで戦うのはもはや年内が限界と言われています。
来年にはおそらく1階級上のバンタム級へと階級を上げることになるでしょう。
となると、今回共演したシーサケット選手やエストラーダ選手との対戦は彼らがバンタム級に転級しない限りあり得ないと言えそうです。
ロマゴンに勝ったシーサケット選手との対戦が見たかったのですが・・・
ちょっと残念ですね。
では今年最後の1戦となる年末はどうなるのでしょうか?
現在のターゲットとしてはIBF世界スーパーフライ級王者のジェルウィン・アンカハス選手(フィリピン)が上がっているそうです。
日本の帝里木下選手を倒しチャンピオンとなった選手で強打を持っているかなりの実力者です。
実現すれば楽しみな一戦です。
年内に王座統一戦。
そして来年、3階級目のバンタム級の王座を視野に入れているようですね。
どんどん階段を駆け上っていきそうですね。
とても楽しみです!