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山中慎介VSルイス・ネリの再戦を予想!王座返り咲きへのカギは神の左!

 

2018年3月1日・東京、両国国技館でWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われます。

前WBC世界バンタム級王者・山中慎介選手(帝拳)が現王者のルイス・ネリ選手とおよそ7か月ぶりに再戦します。

昨年8月に対戦した両者ですが、その時はネリ選手が4ラウンドTKO勝利をおさめ、山中選手の13度目の防衛を阻む形となりました。

しかしこの試合、かなり後味の悪さを残すことになりました。

試合後にネリ選手がドーピング検査で陽性反応を示していたことが発覚。その後、再検査でも陽性反応を示しました。

にも関わらず、WBCはネリ選手に対し、故意ではないとみなし何のお咎めもなし。

一応、再戦指令が出て仕切り直すことになりましたが、あくまでネリ選手が王者、山中選手が1位の挑戦者にランクされています。

連続防衛数日本記録がかかっていただけに日本のファンとしては気に入らない裁定ではありますが、今回の再戦で山中選手が勝ってスッキリさせてほしいですね。

とは言え、ネリ選手はかなりの強敵です。

簡単には勝たせてくれないでしょう。

そこで今回は山中慎介VSルイス・ネリのリマッチについて考察・予想してみたいと思います。

 

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■まずは前回の対戦について

前回の対戦のあと、ドーピング問題とは別にもう一つのことに焦点が集まりました。

それは試合を決定づけたセコンドのタオル投入のタイミングについて。

決着ラウンドとなった4回、ネリ選手の猛攻に対し、ロープを背にして防戦一方になった山中慎介選手でしたが、試合を決定づけたのはネリ選手の攻撃ではなくセコンドからのタオル投入でした。

これに対して試合後、帝拳ジム関係者からタオル投入のタイミングが早かったとの声が上がりました。

ファンやボクシング関係者の間でもタオル投入については「早い」という意見、逆に「適切」との意見の二つに分かれました。

お昼のワイドショーでも取り上げられるほどの騒ぎとなりましたが、どちらかというと「適切だった」との声の方が多かったように思います。

これについては間近で見たトレーナーの判断なので尊重すべきしょう。

 

さて、ここからはド素人の一ボクシングファンである私の勝手な見解です。

あの試合のあとフィニッシュシーンを繰り返し何度かスローで観てみました。

私の感想としてはネリ選手の連打に対してしっかり反応してるように見て取れました。山中選手が言っていたように効いていないようにも見えます。

試合をさばいていたレフェリーも山中選手のあの状態に対し「危険な状態ではなかった」と試合後にコメントしていましたし。

しかし、バランスを崩したりほぼノーガードだったこともあり、見栄えは相当悪かったのは事実でタオル投入は仕方ないかなとも思いました。

ネリ選手のしつこい攻撃をかわし切れなかったのが痛かったですね。

しかし危険度でいえばむしろモレノ選手との2戦目でダウンを奪われた後の方がよっぽど危なかったように思いましたね。

ここ何戦かダウンを喫する場面がみられた山中選手でしたが、一方のネリ選手もダウンを喫した試合が何試合かあります。

山中選手には一撃必殺の「神の左」があるだけに、もしあのラウンドを凌いでいたら結果は違っていたかもしれません。

 

■敗因は?

前回の試合の敗因は、ネリ選手の突進を止められなかったこと、この一点に尽きると思います。

効いたかどうかではなくネリ選手の突進を止められず、攻撃を食らい続けたことがあの結果となってしまった。

例えあの時、効いていなかったとしても次のラウンド以降も同じような展開が続けば判定負けもしくはダメージの蓄積によるKO負けにもつながった可能性は高いでしょう。

チャンスと見るとガンガン突進してくるネリ選手を止めるにはどうしたら良いか?

正直、ネリ選手の突進はちょっやそっとでは止まらないでしょう。

前回のように足を止めてしまわないことやネリ選手が出てきたらクリンチで封じるなども作戦として考えられますが、手っ取り早いのはやはり伝家の宝刀、「神の左」をぶち込むことかと。

前回の試合でもネリ選手が時折見せていた体勢を崩しながら思いっきり放つ回転系のパンチ。

これにあの左を合わすことができれば一撃で試合を決めることは充分あり得ると予測できる。

ただし、山中選手クラスの実力をもってしてもかなりリスクは高いとは思います。

それくらいリスクを冒さなければネリ選手の突進は止まらないでしょう。

 

■ネリ選手の弱点は?

前回の騒動もあり、今回の試合に向けて専属の栄養士を雇うなどドーピング対策を行っているネリ選手。

ドーピング云々を抜きにした素の状態でもネリ選手が強いことは紛れもない事実。

果たしてネリ選手に弱点は、そして山中選手が付け入る隙はあるのでしょうか?

ネリ選手と言えばあの突進力や連打など驚異的な攻撃力が印象的です。

しかしあの激しい攻撃の中にも時折、「あれ?」と感じるときがあります。

レイモンド・タブゴン戦では、初回から一方的に攻め続けて「ネリ強し!」と思わせた矢先に右を合わされてダウンを喫したり。

昨年11月のビラヌエバ戦でもダウンを喫しています。

このように攻撃に集中しすぎて不用意にパンチをもらうところがあります。

このことから、井上尚弥選手やゲンナディ・ゴロフキン選手のような難攻不落な選手では決してありません。

ネリ選手が攻撃一辺倒になった時に神の左がカウンターで決まれば・・・

きっと試合はそこでジ・エンドとなるでしょう。

 

■ネリVS山中戦、最終予想は・・・

さて、これらの考察を踏まえて最終的な私の予想をしたいと思います。

正直なところ、、、

 

分が悪いかなと・・・

 

理由として私が引っかかるのは、ネリ選手の放つ大振りのフックに山中選手が対応できていなかったこと。

ここ最近の試合で山中選手が不用意なパンチをもらう場面が目立っているだけに今度の試合でガラッと改善されるとは考えにくい。

あの左右のフックをかわすことができなければ前回と同じく、あのフックを起点にネリ選手のペースで試合が進んでしまうでしょう。

ただ、山中選手には一発で試合をひっくり返す「神の左」があるのでどうしても期待してしまうんですよね。

モレノ選手との2戦目も正直、KO負けしてもおかしくないような展開からやはりあの左で試合をひっくり返しましたから。

王座返り咲きへのカギはとにかく「神の左」

なんとかしてくれそうに感じるんですよ、山中のアニキは。

ホント記憶に残る偉大な選手です。

山中慎介選手が負ける姿は見たくありません。

予想としては厳しい試合になると思いますが、私ごときの予想など「神の左」でひっくりしてくれることを期待したいです!

 

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