新入社員歓迎会は出席すべき?メリットとデメリットから考えてみる。
新入社員を歓迎するために行われる飲み会、いわゆる新入社員歓迎会。
この飲み会、新入社員にとっては正直なところ楽しくないと思います。
知らない人だらけの中、非常に気を遣いますからね。
しかしほとんどの会社で行われる春の恒例行事です。
今回はそんな新入社員歓迎会についてお話ししたいと思います。
■出席すべきか欠席すべきか?
新入社員の配属される春。
多くの会社で新入社員を歓迎するためのイベントとして新入社員歓迎会という名の飲み会が行われます。
最近では新入社員歓迎会を主役である新入社員が欠席するといった事態も少なくないとか。
しかし私は、この新入社員歓迎会には出席したほうがいいと思います。
歓迎してもらい楽しむことよりもむしろ新入社員に与えられた業務の一環としてとらえています。
メリット、デメリットがあるとは思いますがどちらかというと得られるメリットの方が大きいのではないでしょうか。
ということでまずはメリット、デメリットを見ていきましょう。
■新入社員歓迎会のメリット
新入社員にとっておそらく最初の会社での飲み会となる新入社員歓迎会。
まずは出席するメリットを見ていきましょう。
職場に溶け込みやすくなる
新入社員にとって仕事に慣れることもも大変ですが、職場の人に慣れることもかなり大変です。
知らない人ばかりの中で毎日緊張してとても疲れますよね。
職場での飲み会は人間関係の潤滑剤の一つと言えます。
新入社員にとって会社の飲み会で同じ職場で働く人たちとの距離をグッと近づけることは職場に馴染む一番の近道です。
しいては自身が仕事を覚えやすくする環境づくりの手段の一つになります。
特に毎日忙しい職場では仕事中に雑談をする機会は少ないでしょう。
仕事以外の話ができる
普段仕事中には話すことのできない趣味のことなど仕事以外の話しをするとができます。
共通の趣味がある人とは一気に距離を近づけることができます。
また、地元が一緒などの共通の話題も距離を近づける材料になりますね。
人間模様が見えてくる
普段職場では聞けないようなウラ話を聞けることがあります。
特に2次会、3次会となるにしたがって人数も減ってくると、より深い話を聞くことができるでしょう。
会社の人との飲み会ってだいたい愚痴や社内の人の話がほとんどです。
それにより表面的に見えなかった職場内の人間模様が見えてくることもあり、いつもニコニコ優しいあの人は超要注意人物だったなんてことも聞けるかもしれませんよ。
■出席するデメリット
次に出席することで受けるデメリットについて見ていきたいと思います。
気を遣う
初対面や話したことのない人が多く、相手の性格もわからないため非常に気を遣います。
とても羽目を外せるような飲み会とは言えません。
楽しむことよりも疲れることの割合が高いと言えますね。
飲まされる
新入社員はグラスと瓶を持って上司や先輩方についで回る風習があります。
正直、あれってめんどくさいなと思いますが、話をしたことのない上司や先輩へ自己紹介するいい機会にはなります。
しかし、体育会系の先輩や上司がいる場合、無理やり飲まされることがあります。
若いんだからもっと飲めと。
おかげで全員を回る前にその時点で潰されてしまい、他の人とコミュニケーションをとることができずに終わってしまう危険性も。
「一体何しに行ったんだ・・・」なんて思わないよう気をつけたいですね。
説教される
酒の席になるといつも仕事の話を持ち出す上司や先輩はいるものです。
たいていは説教になります。
もしくは自慢話。
こういう話って話す方は気持ちいいんでしょうが、聞いている方は最高につまんないですよね。
しかも決まって長い。
この手の人の話はおそらく新入社員歓迎会に限らず、今後も繰り返し聞く羽目になる可能性は高いです。
飲み会に行くたびに「この話前にもきいたよ~」、「またこの話かよ~」って感じになるでしょう。
■まとめ
今回は新入社員の最初の関門である新入社員歓迎会で得られるメリット・デメリットについてお伝えさせていただきました。
今回の内容をまとめますとこのようになります。
【メリット】
- 職場に溶け込みやすくなる
- 仕事以外の話ができる
- 人間模様が見えてくる
【デメリット】
- 気を遣う
- 嫌々飲まされる
- 説教される
これらを踏まえて私が思うことは、どちらかというとメリットの方が大きいと思います。
確かに楽しい時間ではありませんが、やはり最大のメリットは職場に溶け込みやすくなること。
人間関係の構築は仕事をする上で最も大事なことです。
自分自身の仕事をやりやすくする環境づくりの手段として新入社員歓迎会は利用できるものだと思います。
楽しむことができれば最高ですが、私の場合は楽しむことを捨てて打算的に立ち回りましたね。(嫌な新人でした)
飲み会で打算的に立ち回るのも今後ビジネスを上手に立ち回るための訓練と考えてもよいでしょう。
楽しい飲み会は仲の良いメンバーと行けばいいのですから。