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内閣支持率ってどうやって調べるの?調査結果は信頼できるのか?

 

政治のニュースを見ていると時折耳にする「内閣支持率」という言葉。

文字どおり国民が内閣をどのくらいの割合で支持しているのかを示す数字です。

首相や内閣に対するネガティブなニュースのあとほどよく聞くように感じます。

さて、この内閣支持率ですが、国民に調査をして算出しているようですが、いったいどこでどうやって調査をしているのでしょうか?

ちなみに私自信、この内閣支持率の調査を受けたことはありませんし、知人にも経験のある人はいません。

自分で体験したことはなく、友人・家族も体験者はいない、でもどこかで行われているらしい・・・

何だか怪談話や都市伝説に似たものを感じます。

 

内閣支持率はどうやって調査しているのか?

そしてどのくらい信頼できるものなのか?

とても気になったので調べてみました。

 

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■内閣支持率の調査方法

内閣支持率の調査はどのようにして行われるのか?

内閣支持率の調査はテレビ局や新聞社など各メディアごとに行われ、発表されています。

調べてみてわかったことがいくつかあります。

まず、対象は18歳以上の有権者であること。

そして3つの調査方法で行われていることがわかりました。

・面接調査
・郵送調査
・電話調査

 

調査の際の質問と回答パターンはこんな感じだそうです。

Q.あなたは内閣を支持しますか?

1.支持する
2.どちらかというと支持する
3.支持しない
4.どちらかというと支持しない
5.わからない

それでは順番にそれぞれの調査方法がどうやって行われているのか見ていきます。

 

・面接調査

住民基本台帳からランダムに調査対象が選出されます。

対象が決まると調査員が直接足を運び本人に会いにいって内閣を支持するのか、それとも支持しないのかを聞きに行くのだそうです。

この方法は費用や時間がかかるというデメリットがあり、実はあまり効率的ではありません。

 

・郵送調査

郵送調査は面接調査と同じようにランダムに対象を選びます。

対象者本人に質問票を郵送で送り、返信してもらうという方法です。

この方法のデメリットは回答者が返信するといったちょっとめんどくさい点です。

政治にさほど興味がない人やめんどくさがりの人はおそらく回答はしないでしょうね。

但し、電話調査や面接調査のように即回答を求められるわけではないので対象者がじっくりと考えたり、政治について調べたりしたうえで回答できるといったメリットもあります。

 

・電話調査

他の調査に比べてコストがかからないことから最も主流となっているのがこの電話調査のようです。

コンピューターにランダムに電話番号を作り出させ、その番号に電話をかけて調査するという方法(RDD方式)。

ひと昔前は電話帳から番号を選んでかけていたようですが、現在は携帯電話の普及により固定電話を持たない家庭や電話帳に番号を記載しないケースが増えたためこの方法に変わったそうです。

しかしコンピューターがランダムに作り上げた番号であるため、実際には使われていなかったり、お店や企業につながったりといったこともあるようです。

個人のお宅につながってはじめてその世帯の有権者の人数を確認し、その中からまたコンピューターに対象を選ばせて調査するそうです。

「年齢順に上から●番目の人に調査をおねがいします」・・・みたいな感じで。

これは電話に出た人を対象にしてしまうと在宅率の高い主婦や高齢者に偏ってしまうことを防ぐことを目的としているようです。

現在は携帯電話も調査対象に含まれているようですが、知らない番号から掛かってきても出ない人って結構多いのではないでしょうか?

また、携帯電話は市外局番がないため地域の限定ができないという欠点があります。

地域別で内閣支持率の調査をする場合はやはり固定電話での調査に頼らなければならないといった問題もあるようです。

 

■内閣支持率の信頼度ってどうなの?

 

内閣支持率の調査がどのようにして行われてるのかがわかりましたが実際、どの程度信頼できるものなのでしょうか?

支持率についてメディアごとに比較してみると結構なバラつきがあります。

お伝えした調査方法の中で現在最も主流なのが電話による調査です。

コールセンターのアルバイトで世論調査を経験した人の話によると、「結構です!」と言って回答をしてくれずに切ってしまう人がほとんどだそうです。

中には怒り出す人もいて怒鳴られたり説教されたりした経験も多いとか。

そんな中、なんとか回答してくれる人は10%に満たなかったそうです。

また、回答してくれる人の多くは何かしら不満を持っている人が多数を占めていたようで、かなりの偏りを感じたそうです。

つまり少ない回答者の多くがいまの政治に物申したい人たちが占めていたようです。

これらの現状をふまえるとこの調査の信頼性ってどうなのよ?と思ってしまいますね。

ここ最近テレビや新聞で見る安倍内閣の支持率は30%台と低迷していますが、ネット上での調査では80%台と驚異的な支持率だとも言われています。

これだけ開きがあるとなるともはや信頼性にかなりの疑問が残ります。

いったいどの数字を信じていいのやら・・・

どの方式にしても回答する層に偏りがあるのが現状のようです。

 

結局のところ、テレビや新聞の報道を鵜呑みにしたり報道されている内閣支持率に流されないよう、自分なりに勉強していくことが大事だということですかね。

 

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