井上尚弥!賞金総額50億越えトーナメント「WBSS」参戦に前向き!
2018/04/26
3階級制覇を目指す井上尚弥選手が総額50億円のビッグイベント参戦へ打診を受けていることがわかりました。
井上選手は5月25日の次戦でWBA世界バンタム級タイトルマッチで同級王者ジェイミー・マクドネル選手に挑戦。
3本目のベルト獲得が期待されています。
そんな中、井上選手に海外からビッグイベントへの参戦のオファーが来ているようです。
その大会は賞金総額50億円以上で行われる「WBSS」。
参戦すれば間違いなく強豪とのビッグマッチが実現します。
■WBSSとは?
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)とは米国とドイツのプロモーターが企画して昨年秋からスタートした「賞金争奪最強決定トーナメント」。
第1回目の大会はクルーザー級とスーパーミドル級で開催されました。
各階級とも強豪8選手が参戦。
WBSSの出場条件はWBA、WBC、IBF、WBOなど主要団体の世界王者とランキング15位以内の選手で第1回大会のクルーザー級では王者4人が出場し盛り上がりました。
まさにその階級のナンバー1である「真の王者」を決めるトーナメントです。
賞金総額はなんと5,000万ドル(日本円でおよそ53億円)、優勝賞金は1,000万ドル(およそ10億7,000万円)で行われ、優勝者には「ムハマド・アリ・トロフィー」が贈られる。
日本のボクシング興業では考えられないほどの巨額のイベントです。
第1回大会は現在、決勝戦のカードが決定しており、クルーザー級はWBO王者・ウシク選手(ウクライナ)VSIBF王者・ガシエフ選手(ロシア)が、スーパーミドル級はWBA王者・グローブス(英国)VSWBC1位・スミス(英国)となっています。
今年の秋ごろには、スーパーフライ、バンタム、フェザー、ライト級、など軽量級~中量級をターゲットとした第2回大会が計画されている模様。
そして井上尚弥選手にも参戦のオファーがきているそうです。
■参戦へ前向き
WBSS参戦について井上尚弥選手本人も「正式に決まれば出る」とかなり前向きなようです。
スーパーフライ級王者だった昨年、他団体の王者とのビッグマッチを望んでいた井上選手。
しかし対戦を熱望していたローマン・ゴンザレス選手がまさかの敗北。
また、パウンド・フォー・パウンドに名を連ねる井上選手の強さがアダとなって対戦を避けられてしまい、ビッグネームとの対戦は実現には至りませんでした。
そんなスーパーフライ級に見切りをつけて今年からバンタム級へ転級し、この階級でビッグマッチ実現を目指すことになりました。
そんな井上選手にとってWBSSは絶好のイベントとなりそうです。
しかし井上選手の参戦表明により他団体の王者が「参戦回避!」なんて事態にはならないといいですけど。
ちょっと心配ですね。
■WBSSではあの選手との対戦も?
現在は先のビッグマッチよりも今は目先のマクドネル戦に集中している井上選手。
まずはこの試合をクリアしないことにはWBSSへの参戦は考えられないでしょう。
ところで、実は海外では井上尚弥選手がバンタム級へ転級することにガッカリしたファンは少なくなかったそうです。
その理由はスーパーフライ級にはローマン・ゴンザレス選手を倒したWBC王者のシーサケット・ソールンビサイ選手やIBF王者のジャーウィン・アンカハス選手、ファン・フランシスコ・エストラーダ選手など強豪選手がひしめいており、彼らとの対戦を見たいというファンが大勢いたことです。
米国でも昨年秋の「SUPERFLY」、今年2月の「SUPERFLY2」とビッグイベントが行われるなど注目度の非常に高いこの階級でした。
スーパーフライにとどまっていれば彼らとの対戦もいずれは実現したかもしれません。
しかしバンタム級にもスーパーフライ級に劣らない役者は存在しています。
今回対戦するマクドネル選手も10年間負け知らずで日本でもお馴染みの元WBO王者亀田和毅選手を2度破った強豪です。
他にもWBA、IBFの統一王者ライアン・バーネット選手(英国)、世界戦史上最短の11秒KO勝ちのレコードを持つWBO王者ゾラニ・テテ選手(南アフリカ)、WBA暫定王座で18戦全勝(16KO)のレイマート・ガバロ選手(フィリピン)など猛者が集まっています。
WBA何人王者いるんだよ!って突っ込みたくなるところですが。
さらには前WBC王者のルイス・ネリ選手もこの階級です。
日本ボクシング界の英雄・山中慎介選手を2度KOしたもののドーピング、体重超過と問題を起こし日本中を敵に回したネリ選手。
山中選手の敵討ちを井上選手に望む声は少なくありません。
日本のボクシングファンとしてはやはり井上尚弥VSルイス・ネリ戦が一番見たいカードではないでしょうか。
日本国内のリングに上がれないネリ選手との対戦はこの機会を置いて他にはないかもしれないですね。
WBSS第2回大会にはWBO王者のテテ選手も参戦の意向を示しており、大会の正式発表について関係者は「イノウエとマクドネルの結果を待ってから」とのこと。
ビッグイベントの発表に影響を与えるほどバンタム級の中心人物として注目を集めているのは凄いとしか言えません。
■日本でもやればいいのに
井上尚弥選手が3階級制覇を達成し、WBSSへの正式な参戦が決まれば日本・世界で盛り上がりそうですね。
これを見習って日本でも似たようなことをやればいいのになと感じます
日本ボクシング界がWBA・WBCに加えてIBF・WBOと4団体を承認するようになってから日本でも同じ階級に世界王者が2人以上存在するようになりました。
現在でもミニマム級では山中竜也選手(WBO)、京口紘人選手(IBF)と二人の王者が同じ階級にいます。
少し前まではフライ級で木村翔選手(WBO)と比嘉大吾選手(WBC)や昨年はライトフライ級に田口良一選手(WBA)、田中恒成選手(WBO)、拳四朗選手(WBC)と3人同時に世界王者がいたことも。
日本でも現役世界王者に世界ランカーを加えてトーナメント方式で階級NO1を決めるイベントをやったら、けっこう盛り上がるのではないでしょうか。
日本版WBSSみたいな感じで。
それこそ毎年恒例の年末ボクシングに日本版WBSSの決勝カードを開催したらいいと思います。
まあ、諸事情でなかなか実現は難しいんでしょうが。