鏡餅の由来は?何でお汁粉なの?気になったので調べてみました。
ハロウィーンが終わり街中クリスマスモードへ突入しています。
そんな中、ひっそりとお正月の飾りや鏡餅もすでにお店に並んでいます。
お正月の飾りの中でもひときわ存在感を放つ『鏡餅』。
いつも疑問に思うことがあります。
今でこそ簡単に取り出せる包装となっていますが、少し前までは非常に取り出し辛い包装であったにもかかわらず何故包丁などの刃物を使用してはいけなかったのでしょうか?
また、なんで毎回お汁粉なんでしょうか?
筆者と同じ疑問を抱えている人もいらっしゃると思います。
このような理由から今回は鏡開きの由来となぜお汁粉なのかについて調べてみました。
■鏡開きっていつ?
まず鏡開きの日について、実は地域によってその日にちに違いがあるのです。
正月の門松を飾っておく期間である「松の日」を1月7日までとしている地域では1月11日を、「松の日」を1月15日までと定めている地域では1月15日を鏡開きとしているそうです。
ちなみにザックリ言うと11日は関東地域、15日は関西地域といった感じのようです。
元々は1月20日だったそうですが江戸幕府三代目将軍の徳川家光の月命日が20日だったこともあり、20日にお祝い事はマズイでしょってことになり11日や15日になったとか。
ちなみに中部地方に住む我が家は15日だったような気がします、、、
■はじまりは?
そもそもは年神様を見送り正月に区切りをつけるための習わしだそうで、武家の行事としてはじまりました。
鏡餅に刃物を使うことは切腹をイメージさせてしまうため刃物は厳禁となり、木槌などでぶっ叩いて割るようになったそうです。
そのため『鏡割り』と言われたそうですが、”割る”というのも何やら演技が悪いため”開く”に変わり『鏡開き』と呼ばれるようになったようです。
この”開く”というのも末広がりを意味する縁起のよい言葉を用いています。
また、酒樽の蓋を叩いて割って皆に振る舞う儀式も『鏡開き』とよばれ、正月とは関係なく結婚式などの祝い事の際に行われます。
酒樽を開けることにより今後の開運の意味を込めているそうです。
■なんでお汁粉なの?
鏡開きといえば定番は『お汁粉』というイメージが強いです。
なんで焼いて食べるのではなくお汁粉なのでしょうか?
理由としては刃物を使用せず、叩き割ってしまうため形が不揃いになります。
なんだか見栄えが悪いため小豆の汁の中に隠してわからなくしてしまうためにお汁粉にしたそうです。
つまり隠蔽工作としてお汁粉が選ばれたわけですね。
地域によってはお雑煮にして食べるところもあるようです。
■最後に
鏡開きが終わるとクリスマスあたりから続いているイベント(クリスマス→大晦日→正月)が全て終わったような気がして少し寂しい感じがします。
振り返ってみればクリスマスにはケーキを、大晦日には年越しそばを、正月にはおせちを、忘年会や新年会にはお酒やつまみなど、この時期常に飲み食いしているイメージがあります。
そんな中、鏡開きのお汁粉はまさに締めの一品のように感じます。