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ボクシング

ボクシング山中慎介!神の左で5度倒しV12!日本記録に王手!

2018/01/03

 

3月2日、WBC世界バンタム級タイトルマッチが東京・両国国技館で行われました。

王者、山中慎介選手にとっては今回で12度目の防衛戦となり、対戦相手は現在22連勝中のメキシコのカルロス・カールソン選手を迎えた戦いとなりました。

序盤から優勢に試合を運んだ山中選手の伝家の宝刀「神の左」が火を噴く展開となりました。

なんと5度のダウンを奪い挑戦者を圧倒し7ラウンドTKO勝ちで山中慎介選手が防衛に成功しました。

これで具志堅用高さんの持つ連続防衛記録の「13」に王手となりました。

さあ、次はいよいよ日本記録に並ぶことができるかどうか注目が集まります。

その前に今回の試合を振り返ってみたいと思います。

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■試合経過

1ラウンド

両者とも軽快な動きで調子は良さそう。

上体を柔らかく左右に振りながら接近してくる挑戦者に山中選手の左が早くもヒットし始める。

それでも構わず挑戦者のカールソン選手は重そうなパンチを放ち続ける。

 

2ラウンド

開始早々に山中選手の左がヒットし挑戦者が瞼をカット。

動きが止まった挑戦者に王者の強打がまとめて入る。

山中選手は焦らず冷静に左を当てていく。

 

3ラウンド

ラウンド終盤に山中選手の左ボディストレートが挑戦者を捕えると挑戦者が下がり始める。

2発目のボディストレートが入ると挑戦者は明らかに効いたしぐさを見せる。

 

4ラウンド

前のラウンドに続いて冷静に攻め続ける山中選手。

時折、挑戦者の左をもらうこともあるが多彩な攻撃を仕掛ける。

挑戦者にダメージが蓄積している影響かスリップする場面も。

 

5ラウンド

ラウンド開始のゴングと同時に4ラウンドまでの祭典が公表されました。

ジャッジ2人が40-36、一人が39-37で3者とも山中選手を支持。

このラウンド40秒ほどが過ぎたときに神の左がクリーンヒットしカールソンからダウンを奪う。

ゆっくり立ち上がる姿にダメージの大きさは明白。

その後追い打ちをかける山中チャンピオン。

カールソン選手をロープ際に追い詰め今度は連打でダウンを奪う。

ところが立ち上がったカールソン選手の捨て身のパンチがカウンターでクリーンヒットし山中選手もたまらずクリンチで逃れます。

反撃に出るチャレンジャーをかわしているところでこの回終了のゴング。

この回、山中選手も目じりをカット。

 

6ラウンド

ラウンド開始から捨て身の猛攻に出るカールソン選手。

ダメージは感じられるがパンチにはまだ威力を残しています。

ラウンド前半、またも神の左がヒット。

カールソン選手から3度目のダウンを奪う。

タフなカールソン選手はまたも立ち上がります。

一気に仕留めたい山中選手ですがカールソン選手も驚異的なタフさで粘ります。

 

7ラウンド

またも山中選手の神の左がカールソン選手をとらえると4度目のダウンを奪います。

立ち上がったカールソン選手に反撃の力も残っておらず、山中選手が連打をまとめたところで5度目のダウン。

ここでレフェリーが試合終了を告げ山中選手のTKO勝ちとなりました。

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■次は日本記録に挑戦!

日本人単独2位の12度目の防衛を達成したチャンピオン山中慎介選手。

いよいよ次回は日本記録に並ぶ13度目の防衛戦になります。

具志堅さん以来37年間、長らく誰も追いつくことのできなかった記録に並ぶ歴史的瞬間をぜひ見てみたいものです。

そして気の早い話ですが新記録となる「14」も山中選手なら見せてくれそうですね。

しかし、少し心配な面もあります。

それはここ最近の試合で危ないパンチを被弾してしまうことです。

今回も5ラウンドのダウンを奪ったあとにもらったカウンターはヒヤっとするものでした。

やはり長きに渡り王座に君臨しているだけに相当研究されていることが大きな要因でしょうか。

それでも、そんな不安要素を考慮にいれてもやっぱり山中選手は強い!

見ごたえが、そして華があります。

まずは、ゆっくり休んで今回のダメージをしっかり抜いてほしいですね。

そしてできれば年内に記録達成の瞬間を見届けたいものです。

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