ボクシング、日本記録更新に期待できそうな注目選手!
2018/01/03
この記事を作成している2017年4月22日現在、11人の世界王者を抱える日本の男子ボクシング。
まさに黄金期と言っていいかもしれません。
そんな黄金期のいま、数ある記録の中でも長らく破ることのできなかった記録を更新できそうな注目の選手がいます。
今回は日本記録更新に期待できそうな注目選手をご紹介します。
■世界戦通算勝利数
現在の日本記録:14勝
記録保持者:具志堅用高(協栄)
元WBA世界ライトフライ級王者でお馴染みの具志堅用高さんが1976年10月10日に世界王座を獲得し、1980年10月12日の13度目の防衛成功で記録した14勝が現在の記録となっています。
以来36年間破られていない記録ですが、この記録に迫っている現役世界王者がいます。
その選手とは、、、
井岡一翔!
大阪出身で現在28歳。
現在WBA世界フライ級王者で過去にもWBA・WBC世界ミニマム級、WBA世界ライトフライ級王座も獲得した3階級王者。
これまでの戦績は22戦21勝(13KO)1敗。
2017年4月23日に行われるWBA世界フライ級タイトルマッチで5度目の防衛戦を行う井岡選手。
勝てば2011年2月11日に獲得したWBCミニマム級タイトルから通算で世界戦「14勝目」となり具志堅さんに並びます。
■世界戦連続防衛記録
現在の日本記録:13回
記録保持者:具志堅用高(協栄)
世界戦勝利数14と同じく36年間破られていない記録ですがこちらの記録にも迫っている現役世界王者がいます。
その選手は、、、
山中慎介!
滋賀県出身で現在は34歳。
「ゴッドレフト(神の左)」の異名を持つハードパンチャー。
これまでの戦績は29戦27勝(19KO)2分。
現WBC世界バンタム級王者の山中慎介選手(帝拳)は2011年11月6日に王座を獲得。
2012年4月6日に初防衛に成功して以来12連続防衛中で日本記録まであと「1つ」となりました。
この秋に予定される13度目の防衛戦で記録に並ぶことが期待されています。
しかし強い対戦相手を望む山中陣営。
次戦の対戦相手候補には22戦全勝(16KO)と無敗の実力者、同級2位のルイス・ネリ―選手(メキシコ)が浮上しています。
簡単に日本記録達成とはさせてくれなさそうですね。
その前に山中選手の場合は強すぎて相手がなかなか決まらないことの方が日本記録達成の一番の障害かもしれませんね。
■連続KO勝利
現在の日本記録:15連続KO勝利
記録保持者:浜田剛史(帝拳)、牛若丸あきべぇ(協栄)
元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史さんが1980年2月から1985年4月に記録。
また浜田さんはこの間1981年、1984年、1985年と3度のKO賞を受賞。
さすがのハードパンチャーっぷりですね。
2007年9月には当時日本ウェルター級1位の牛若丸あきべぇ選手(現在のリングネームは渡辺あきのり)が15連続KO勝利を記録。
浜田さん以来22年ぶりの記録でした。
そして現在この記録に近づいている注目選手がいます。
その選手は2017年5月20日にWBC世界フライ級王座に挑戦する、、、
比嘉大悟選手!
沖縄県出身で現在21歳。
WBC世界フライ級3位。
戦績は現在12戦12勝12KOとパーフェクトレコードを更新中。
白井・具志堅スポーツジムに所属する比嘉大悟選手は現在デビュー以来12連続KO勝利中。
最大の持ち味であるパンチの破壊力は同ジム会長で元世界王者の具志堅用高さんが惚れ込むほど。
記録達成まであと「3つ」!
ちょっと気が早いかもしれませんが比嘉選手のパンチ力を考えるとどうしても期待してしまいます。
ちなみにプロデビューからの連続KO勝利記録は2004年10月金井晶聡選手が確立した「14」が現在の日本記録。
比嘉選手はこの記録にもあと「2つ」と迫っています。
■番外編
さいごに日本人初となる快挙を達成しそうな選手を。
その選手とは、、、
村田諒太選手!
奈良県出身で現在31歳。
ロンドンオリンピックミドル級金メダリスト。
現在の戦績は12戦12勝(9KO)。
2017年5月20日に世界挑戦する村田諒太選手です。
この試合に勝利すれば日本人初の「オリンピック金メダリストの世界王者誕生」という快挙となります。
さらにその後には日本人初となる「ミドル級王座防衛」という快挙も見えてきます。
まずは竹原慎二さん以来となる日本人2人目のミドル級王座獲得という偉業を達成してもらいたいですね。