中日・小笠原慎之介が今季初登板!低迷するドラゴンズの救世主となるか!?
現在31試合を終えて9勝19敗3分の借金10、最下位と低迷している中日ドラゴンズ。
4月後半には復調の気配を見せていたもののゴールデンウイーク中の現在、悪夢の6連敗とまさにどん底の状態。
復調の兆しがなかなか見えてこない現状ですが一つ明るい材料が。
6日にナゴヤドームで行われた巨人戦で今季初めて「あの男」が登場。
あの男とは背番号11番、将来のエース候補「小笠原慎之介」投手!
「待ってました!」とばかりにファンからは大歓声。
8回のマウンドに登場した小笠原慎之介投手は先頭打者にこそ1塁ベースに当たるアンラッキーな内野安打を許したが、後続をしっかり抑え1イニングを無失点。
この日の最速は147キロのストレートでした。
次回は先発での登板が濃厚な小笠原慎之介投手。
最下位低迷に苦しむドラゴンズの救世主となることはできるのでしょうか?
っていうか、救世主になってください!
お願いします!!
■小笠原慎之介投手のプロフィール
小笠原慎之介
出身地:神奈川県藤沢市
生年月日:1997年10月8日
身長:180㎝
投打:左投左打
ポジション:投手
プロ入り:2015年 ドラフト1位
東海大学付属相模高等学校〜中日ドラゴンズ
球種:ストレート、チェンジアップ、ツーシーム、カーブ、スライダー
高校時代
・2年の夏に甲子園へ出場「140キロカルテット」として注目されるも初戦敗退。
・3年夏の神奈川県大会で27回30奪三振、防御率0.00の成績で優勝し甲子園への切符を手にする。
・続く甲子園では初戦で151キロをマーク。左腕で150キロ台を記録したのは辻内崇伸投手(元巨人)菊池雄星投手(現西武)以来史上3人目。
・決勝では勝ち越しとなるソロ本塁打を放ち投打に活躍し見事優勝!
・2015年 WBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され2試合8イニングを投げ無失点とチームの準優勝に貢献。
・2015年10月22日のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受ける。
・12月11日に入団会見が行われ背番号は大エース川上憲伸投手の「11」を継承。
※甲子園通算成績 26回1/3、23奪三振、防御率3.08
プロ入り後
・2016年5月31日対ソフトバンク戦でデビューを果たす。5回を投げて1安打1失点と好投し勝ち投手の権利を得るも後続が逆転を許し勝ち星はつかず。
・9月4日の対巨人戦でプロ初勝利。中日では27年ぶりの高卒ルーキーの白星となった。
・シーズン終了後の11月に左肘の遊離軟骨除去手術を受ける。
※2016年の成績 登板15試合 先発12試合 投球回72.1 2勝6敗 防御率3.36
■復活までの道のり
・徹底的に下半身を強化
昨年11月の左肘遊離軟骨除去手術により投げることが出来なかった小笠原投手。
その間、徹底的に下半身の強化に力を入れていたようです。
5月6日のマウンドに上がった際には驚くほど下半身がどっしりと出来上がっていました。
キャンプ終盤にはブルペン入りを果たし徐々に実践に近づいていきました。
・今季初の実戦
プロ野球シーズン開幕を迎えた3月29日。
この日の2軍戦で今季初の実戦マウンドに上がった小笠原投手。
ストレートを中心に3回を投げて38球、被安打1、奪三振3、失点0と好投。
最速は147キロをマーク!
復活への第一歩を飾ります。
・1軍復帰へ猛アピール
4月27日に行われた2軍の対ソフトバンク戦。
6回を投げて100球、被安打3、奪三振9、失点1のナイスピッチング。
視察に来た森監督の前で1軍復帰へ猛アピール。
長かった左ひじ手術の影響もようやく完治したようです。
これを機に1軍への昇格を果たしました。
・着々と1軍への準備を
2軍で調整している間も1軍の試合は可能な限り見ていた小笠原投手。
試合を見ながら自分ならどう攻めるかなど考えながら観戦していたそうです。
また他球団のバッターのデータを収集して1軍昇格時の準備をしてきたとのこと。
小笠原投手の研究熱心な面が感じられますね。
■SKE48 松井珠理奈さんの大ファン!?
5月5日・ナゴヤドームの対巨人戦で今期初の1軍昇格を果たした小笠原慎之介投手。
試合前に行われた始球式にSKE48の松井珠理奈さんがマウンドへ登場。
実は小笠原投手は小学生のころから松井珠理奈さんのファンなのだそうです。
1軍登録された日と松井さんの始球式が重なったことによりスーパーアイドルの投球を間近で見ることができ、「しっかり目に焼き付けます!」と試合前も興奮を抑えられない様子だったようです。
まさに1軍復帰のご褒美となったようですね。
松井珠理奈さんは始球式のあと「小笠原選手が出るときに始球式をやりたい。その時まで練習します。」とコメントしたそうです。
小笠原投手にとってはかなりモチベーションの上がるコメントだったに違いないでしょう!
■まずはナゴヤドーム初勝利を
ファンが待ちに待った小笠原投手の復活。
チームが低迷しているだけにファンとしてはドラゴンズ浮上の救世主として期待してしまいます。
バンバン白星を重ねてチームを引っ張ってほしいところ。
しかし現実を考えるとここまで19敗中逆転負け12度の数字が示す通り試合後半での失点による黒星が非常に多いここまでのドラゴンズ。
しかもゴールデンウイーク6連敗中5戦連続逆転負け。
小笠原投手が昨年も好投を続けながらも2勝しか上げられなかったように今年は先発陣になかなか白星の着かない日々が続いています。
このままでは昨年の二の舞となってしまう可能性も否定できません。
しかし、小笠原投手が先発陣に加入したことによって他の先発投手をセットアッパーに回すことが出来ればゲーム後半の投手陣の層を厚くすることができます。
登板過多で疲れている中継ぎ陣も楽になります。
小笠原投手をはじめ、今年のルーキー柳投手や鈴木翔太投手らが先発で安定した数字を出すことができれば尚更です。
そうなれば小笠原投手の勝ち星もどんどん増えていくことも間違いないでしょう!
そして他の先発陣にもその効果は広がり、ドラゴンズは一気に浮上へ!!
こんな展開になってくれることを切実に願います。
まずは昨年チャンスがありながらも掴むことができなかった本拠地ナゴヤドームでの初勝利をファンは待っています。