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ボクシング

ミドル級、村田諒太!ダウン奪い圧倒するも王座奪取ならず!判定に疑問!

2018/01/03

 

東京・有明コロシアムで行われたボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ。

暫定王者でWBA同級1位のアッサン・エンダム選手と同級2位の村田諒太選手による王座決定戦。

ロンドンオリンピックミドル級金メダリストの村田諒太選手が初の世界タイトルに挑戦しました。

4ラウンドにダウンを奪うなど力強い村田選手らしさを存分に発揮!

終始村田選手有利に試合を進めたかに思え、日本中が日本人ミドル級新王者の誕生に期待しました。

しかし結果はまさかの2-1の判定でアッサン・エンダム選手の勝利。

無情の判定に村田の表情選手が、会場内が、そして日本中が、、、

 

え?

なんで?

 

という空気に包まれました。

念願のタイトル奪取とはならずプロ13戦目で初の黒星となってしまいました。

私もこれまで数々の「疑惑」といわれる判定を見てきましたが、今回ほど衝撃を受けたのは初めてでした。

しかもホームである日本でこの結果には本当に驚きです。

このミドル級は軽量級の試合とはケタが違うほどビッグマネーが動く階級です。

それだけに何か別の力が働いたのでは?と非常に勝ってな想像をしてしまうほどの衝撃でした。

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■試合内容

まずは試合内容を振り返ってみたいと思います。

試合開始から村田選手はいつも通り、ジリジリと相手にプレッシャーをかけていく。

初回はガードを固めながら相手のパンチを見ていく展開で放ったパンチはわずかに3発。

確かに1、2回はほとんど様子見で手数は少なくエンダム選手にポイントを取られたラウンドでした。

この点は村田陣営のプラン通りで村田選手の冷静な表情からもそれがうかがえました。

3ラウンド目から攻撃体勢に入った村田選手がプレスを強めていきます。

そして迎えた第4ラウンド、村田選手の右がカウンターでヒットしエンダム選手がダウン!

前のめりの倒れ方にこれで決まるようにも思えましたが立ち上がるエンダム選手。

その後も5回、7回にはロープがなければダウンしていたであろうダメージを与えKOも時間の問題かと思わせるほど村田選手が圧倒。

しかしKO負けのないエンダム選手は持ち前の粘りを見せてきます。

冷静に試合を進める村田選手はKOを急ぐことなくエンダム選手の攻撃をしっかりガードしてクリーンヒットを回避し的確なパンチを当てていく。

その後も無理にKOを狙うことなく徹底してプレッシャーと的確なパンチでエンダム選手に着実にダメージを与えていき、村田選手のペースで進みました。

村田陣営の計画通りにプランを実行し完璧にこなした満点の内容だったように感じました。

試合はフルラウンド戦い抜き勝負の行方は判定に、、、

22年ぶりの日本人ミドル級王者の誕生かと思われました。

しかし結果は、、

〇エンダム116-111●村田

●エンダム110-117〇村田

〇エンダム115-112●村田

 

この判定に会場からは、、、

 

えぇーーー!?

 

と疑問の声が。

この判定に対して関係者はこのようにコメントしています。

山中慎介選手・・・判定に理解できない。

西岡利晃さん・・・村田の圧勝かと思った。ダウンも取ったし効いていた。

帝拳ジム本田会長・・・ひどすぎる。こういう判定ではボクシングの信用がなくなってしまう。

また、海外メディアでも疑問の声が。

米国のボクシングサイト「ボクシングシーン・ドット・コム」では「議論を呼ぶ2-1の判定でエンダムが村田に勝った。」との見出しで今回の判定について報じた。

記事の中では117-110で村田選手勝利のとしたカイズ氏の採点が妥当だと述べていました。

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■村田選手に再びチャンスは訪れるのか?

世界を獲れる力があることを証明した村田選手。

しかし、ミドル級は挑戦するチャンスすら中々回ってこない階級です。

それを村田選手も重々理解しているために「そう簡単にもう一回やりたいとはまだ言えない。」と進退についてはコメントを避けました。

また、本田会長も「次はないです。」とコメントしていることから現状は非常に厳しいと言えます。

さらに現在のミドル級はWBAのスーパー王座、WBC、WBOと3団体の王座を持つゲンナジー・ゴロフキン選手が9月に現WBOスーパーウェルター級王者のアルバレス選手との頂上決戦を予定しています。

WBOミドル級王者のビリー・ジョー・サンダース選手はこの頂上決戦の勝者との対戦を視野に入れており、そして今回WBAの王者となったエンダム選手のプロモーターもゴロフキン戦を視野に入れていることからこれらのマッチメークが一段落するまで村田選手に順番が回ってくる可能性は非常に少ないといえるでしょう。

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■見せつけた世界レベルの力!

判定には全く納得いきませんが暫定王者で世界1位を相手に終始圧倒しKO寸前まで追い詰めた村田選手の実力が世界のトップレベルで通用することが十分すぎるほど証明されました。

試合に負けはしましたが勝負に勝ったのは村田選手であるということは言うまでもありません。

それだけに今回の判定には余計に悔しさを感じてしまいます。

簡単な話ではありませんが、現状チャンスの少ないミドル級にこだわらず、スーパーウェルター、スーパーミドルなど他の階級も含めてまずは王座を獲得を目指してはどうだろうか。

また、日本でやってもこんな判定が下されるのだからいっそのこと敵地に乗り込むことも視野に入れればチャンスは広がるのではないでしょうか?

これだけ強いミドル級の日本人選手は今後現れないかもしないだけにここで終わってしまうのは勿体ないという、いちボクシングファンの勝手な未練からこんなことを思ってしまいました。

まだまだ村田諒太というボクサーを見たいし応援していきたい!

 

あぁ~!

悔しい!!

 

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