12連続KO中のボクシング比嘉大吾!5・20世界初挑戦!KO決着の予感!
2018/01/03
ボクシング東洋太平洋フライ級王者の比嘉大吾選手の世界初挑戦が決定しました。
5月20日、東京・有明コロシアムで行われるボクシングのトリプル世界タイトルマッチでWBC世界フライ級王者でメキシコのファン・エルナンデス選手に挑戦します。
デビュー以来12戦全勝12KOというパーフェクトレコードで勢いに乗る比嘉選手は現在21歳。
師匠の具志堅用高さんと同じ21歳で世界王者になることができるのでしょうか?
そこで今回は5月20日に世界初挑戦が決まった比嘉大吾選手の魅力に迫ってみたいと思います。
■比嘉大吾選手のプロフィール
比嘉大吾(白井・具志堅スポーツジム)
出身地:沖縄県浦添市
生年月日:1995年8月9日
アマ戦績:45戦36勝(8KO・RSC)8敗
プロ戦績:12戦12勝(12KO)
右ボクサーファイター
獲得タイトル
・WBCフライ級ユース王座
・東洋太平洋フライ級王座
◆全戦績
2014/06/17 ○1RKO セーンゲン・サックナロン(タイ)
2014/08/22 ○2RTKO ロッタン・ウォーポーシーサケット(タイ)
2014/11/26 ○1RTKO 藤井 敬介(宇都宮金田)
2015/01/12 ○1RKO ポンパユ・チャイヨンジム(タイ)
2015/05/10 ○2RTKO バーデン・リベラ(比)
2015/06/08 ○4RKO クリス・アルファンテ(比)
【WBCフライ級ユース王座決定戦】
2015/07/24 ○7RKO コンファー・CPフレッシュマート(タイ)
☆WBCフライ級ユース王座獲得
【WBCフライ級ユースタイトルマッチ】
2015/11/07 ○10RTKO レンレン・テソリオ(比)
☆WBCフライ級ユース王座防衛①
【WBCフライ級ユースタイトルマッチ】
2016/03/05 ○2RTKO ロメル・オリベロス(比)
☆WBCフライ級ユース王座防衛②
【OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ】
2016/07/02 ○4RKO アーデン・ディアレ(比)
☆OPBF東洋太平洋フライ級王座獲得
【OPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチ】
2016/11/05 ○4RKO フェリペ・カグブコブジュニア(比)
☆OPBF東洋太平洋フライ級王座防衛①
2017/02/05 〇4RKO ディオネル・ディオコス(比)
ボクシングを始めたのは同じ沖縄出身の具志堅用高会長の試合の映像を見たことがきっかけだそうです。
高校時代は3年のときに国体ベスト8入りを果たします。
同級生には現WBOスーパーフライ級王者の田中恒成選手や井上尚弥選手の弟で現世界ランカーの井上拓真選手がいました。
プロ転向のきっかけは具志堅用高会長からのスカウトによるものだったそうです。
比嘉選手のプロ転向に伴って行われた会見で具志堅用高会長は「5年以内に世界を獲らせたい!」と力強く宣言。
この頃から相当な期待が込められていたことがわかりますね。
■比嘉大吾選手の魅力!
比嘉選手の魅力と言えば、、
軽量級離れした「パンチ力」!
(※「ぱんちか」ではなく「ぱんちりょく」です。)
高校時代、田中恒成選手や井上拓真選手のような目立った成績をおさめることが出来なかった比嘉選手でしたが、具志堅会長のお眼鏡に留まったのがやはり「パンチ力」でした。
12戦12勝12KOという戦績が物語っているよう軽量級離れしたパンチ力は破壊力抜群。
12勝の内、10勝が4ラウンド以内に倒していることからも非凡さがうかがえます。
まさに比嘉選手とKOはセットですね。
現在の連続KO記録は元世界王者の浜田剛さんの持つ「15」が日本記録となっています。
この記録まであと「3」と近づいている比嘉選手。
もちろんタイトル判定でもを獲得するが最優先ですが、ファンとしてはこの記録も非常に気になります。
倒してきた相手も強豪です。
2015年7月のWBCフライ級ユース王座決定戦では敵地タイに乗り込んで文句なしのKO勝ち。
相手のコンファー・CPフレッシュマート選手はそれまで14戦全勝(8KO)と負け知らず。
タイは日本人にとって鬼門の地でこれまでタイで行われた世界戦は20戦0勝19敗1分と一度も勝利がありません。
このジンクスを蹴散らす圧巻のKO劇でタイトルを奪取しました。
絶対に勝つという自信があったからこそ敵地に乗り込んだのでしょう。
さらに1年後の2016年7月の東洋太平洋王座への挑戦ではIBFフライ級7位、WBOフライ級6位と世界ランカーでもある王者アーデン・ディアレ(比)と対戦しました。
これまた強豪選手です。
ところが世界ランカーの王者をあっさり4ラウンドで料理してしまいました。
比嘉選手について具志堅会長は「現役時代の自分より強い。」と愛弟子を高評価。
さて、次の試合は世界タイトルマッチですが比嘉選手はチャンピオンを何ラウンドで料理してしまうのでしょうか?
■5.20の世界戦はどうなる!?
比嘉選手が挑戦する王者ファン・エルナンデス選手は36戦34勝(25KO)2敗で現在30歳のベテランです。
過去には2011年8月に井岡一翔選手のWBC世界ミニマム級王座に挑戦するため日本のリングに上がったことがあります。
この時は12ラウンドを戦い0-3の判定で敗れています。
しかし2016年に入ってからは好調で2月に元ミニマム級暫定王者ヘスス・シルベストレを2回2分34秒TKOで下しました。
さらに11月には元WBOライトフライ級王者のオマール・ニーニョ・ロメロ選手も2ラウンドKOで退けます。
そして2017年3月にWBC世界フライ級1位のナワポン・ソー・ルンヴィサイと空位となっていたWBC世界フライ級王座決定戦を行い、3回2分29秒TKO勝で勝利し王座獲得に成功しました。
比嘉選手に引けを取らない早い回でのKO勝利です。
しかも敵地タイで世界1位を相手に。
キャリアも比嘉選手の3倍と豊富で強豪相手に早い回で決着を付ける攻撃力も健在です。
これはかなり怖い相手ですね。
お互いに一発の破壊力がありアグレッシブな選手なだけに勝負の行方は、、、
KO決着!
となりそうです。
いつ試合が決着してもおかしくないだけに一瞬も目を離せない試合になることでしょう。