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現代人を襲うキラーストレスとは?対処法は運動や瞑想が効果的?

2017/09/05

 

ストレスが私たちの心に多くの影響を及ぼすことは知られています。

主にうつや不安、ストレス障害などの心の病などが思いつくでしょうか。

また心だけでなく、体にも影響を及ぼすケースも多くあるのです。

さらにはがんや突然死など命に関わることもあることがわかってきました。

このようなストレスを「キラーストレス」といいます。

そこで今回は私たちの命をも脅かす非常に恐ろしい「キラーストレス」についてお話ししたいと思います。

 

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■ストレスが体に及ぼす変化とは?

人はストレスを受けると体の中で変化が生じます。

ストレスを受けるとまずは脳内の偏桃体という部位が刺激されます。

扁桃体とは恐怖や不安を感じたときに反応する部位です。

ストレスを受けた扁桃体は副腎、自律神経へ指令を送ることで体に変化をもたらします。

 

・副腎

扁桃体からの指令を受けた副腎というお腹のあたりにある臓器からストレスホルモン」が発生します。

このストレスホルモン」には以下のような作用があります。

・心拍数を上げる

・血液を固まりやすくする

 

・自律神経

また扁桃体からの指令で自律神経が反応します。

体内の血管に巻き付いている自律神経は血管を締め付け血圧を上昇させる働きがあります。

 

 

 

この扁桃体は大昔、私たちの祖先が狩猟をしている時代、獰猛な動物たちなどの天敵から身を守るために備わった機能です。

ストレス反応により心拍数を上げることで瞬時に動くことができるように、また怪我をした際に瞬時に血を止めるために血液を固まりやすくなどの理にかなった作用があるのです。

天敵がいなくなった現代でもこの機能が残っており、昔は天敵との遭遇の際に働き、天敵がいなくなるとおさまった扁桃体の働きでした。

しかし現代人は常にストレスを抱えている状態が続き、またいくつものストレスを抱え込んでいるため、扁桃体の稼働している割合が非常に長くなっていると言えます。

快適な生活を送れている現代ですが、狩猟時代以上に精神は緊張状態にあるのかもしれませんね。

 

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■キラーストレスによる怖い病気

・心臓発作・脳卒中

 

ストレスホルモンによる心拍数の増加や血液を固まりやすくする作用、自律神経が血管を締めあげて血圧を上昇させる作用は私たちの血管へ少なからず負担を及ぼします。

ストレスが血管に及ぼす影響はこれだけにとどまりません。

私たちの体内には多くの細菌が潜んでいます。

普段は私たちの体に影響を与えることなく口の中などに住んでいる細菌ですが、歯茎の出血などにより血管内に入り込むことがあります。

この時点は特に悪さをすることはありませんが、ストレスホルモンによって血中から鉄分が切り離され、この鉄分が細菌の栄養となることで大増殖を起こし血管の壁を破壊してしまうことがあります。

これが大動脈など重要な血管で起こってしまうと脳卒中心臓発作などを引き起こし突然死を招く恐れがあります。

 

・がん

 

私たちの体内では一日に何個ものがん細胞が発生していますが免疫細胞の働きによりがん細胞が排除されることによって健康な状態が保たれています。

しかしストレスホルモンはこの免疫細胞の働きを停止させてしまう力があります。

ストレスホルモンが減れば免疫細胞は再びがん細胞への攻撃を再開します。

ストレスホルモンが多い状態が続くと免疫細胞が働かず、がん細胞が増加してしまうのです。

 

ほかにもストレスは以下のような病気を引き起こす危険があると言われています。

・胃炎
・アレルギー
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
・糖尿病など

 

■ストレス対策に効果的なもの

・運動する

 

運動にはストレスホルモンの暴走を抑える働きがあります。

息が上がる程度の早歩きなどの運動が効果的です。

1日30分程度、週に3日程度が適量といわれています。

 

 

・マインドフルネス

 

いわゆる瞑想です。

瞑想というとなんだか宗教っぽい感じを受けますが、実は近年、欧米ではうつ病やストレスの対策の有効な手段として多くの実証や研究報告があります。

脳の機能が変わることストレスを軽減されることが科学的に証明されてきたのです。

そのため、アップルやヤフーをはじめとする多くの企業や医療・教育の場などで実践されています。

 

※瞑想のやり方についてはこちらの記事をどうぞ

瞑想の効果とやり方とは?1日10分で脳も心もリフレッシュ!

 

 

・コーピング

 

宇宙飛行士が実際に行っているストレス対策としてコーピングというものがあります。

そのやり方は以下のような手順になります。

1. ストレスを感じたときに自分にとって気晴らしのできることをあらかじめリストアップ。音楽を聴く、本を読むとかでもOK。できるだけ沢山書き出しましょう。

2. ストレスを感じたときにリストアップした中から気晴らしを行う

3. その後、ストレスが軽減されたかを自己評価します。

4. まだストレスが軽減されていなければ気晴らしを続行もしくはリスト内の別の気晴らしを行う

これを繰り返すことでストレス対策、ストレスのコントロールができるようになると言われています。

 

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■最後に

今回は非常に怖い「キラーストレス」についてお話しさせていただきました。

現代人のほとんどの人が抱えているストレス。

何時、どんな形で私たちを襲ってくるかわかりません。

できるかぎりストレスをコントロールしながら自分自身を守っていかなければなりません。

ホントに他人事ではありませんね。

 

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