マインドフルネス・歩行瞑想~歩きながらできるストレス対策~
ストレス対策としていま非常に注目されているマインドフルネス。
いわゆる瞑想を行うことで私たちが抱えているストレスを軽減してしまうといったものです。
瞑想というと神秘的・宗教的なイメージですが今やアメリカをはじめ世界で科学的に効果が実証されています。
しかし、いざ瞑想をはじめてみても
・心を無にできず雑念が沸く
・ゆっくり瞑想を行う時間がない
このようにイマイチうまくいかないと感じている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は通常の瞑想が苦手な方や瞑想を行う時間のない方におすすめの通勤時や散歩、買い物途中などに歩きながらできるく瞑想、いわゆる『歩行瞑想』についてお話ししたいと思います。
■歩行瞑想のメリット
現代人は一日の内に何度も何かをしながら別の何かを考えています。
その多くが過去の失敗や未来の不安についてです。
この過去や未来への考え事が脳の扁桃体の働きを活発化しストレスホルモンを誘発します。
瞑想を行い、今現在に集中することで扁桃体の働きを鎮めてストレスを軽減する効果があるとされています。
今回ご紹介する歩きながらできる『歩行瞑想』にはこんなメリットや効果があります。
・ストレス軽減
何かをしながら別の何かを考えるといったストレス思考のスパイラルから脱することでストレスを軽減する効果があります。
・集中力アップ
今現在に集中することを習慣化することで集中力・注意力をアップする効果があります。
・外出時でもできる
外出時でもできるので仕事でイラっとした時、休憩の合間に行うことが可能です。
・瞑想時間をたくさん確保できる
瞑想は長くやるほど効果的と言われています。
通常の瞑想と合わせて歩行瞑想を行うことで一日の内に瞑想を行う時間を長く確保することができます。
・健康効果
普段歩く機会の少ない方は歩行瞑想を取り入れることにより同時にウォーキングによる健康効果を得ることができます。
■歩行瞑想のやり方
続いて歩行瞑想のやり方についてお話ししていきます。
やり方は至ってシンプルです。
・できるだけ人・車通りの少ないコースを選ぶ。
・歩く速さは自由ですが、慣れるまでは普段よりゆっくりと。
・手足の動き、地面と接する足の裏の感触など、どこか一転に意識を集中する。
・他事が頭に浮かんだらまた意識を体の動きに戻す。
・動きに合わせ、『右・左・右・左』や『1・2・1・2』など心の中で唱えるとより今現在に集中しやすいです。
■さいごに
今回は通勤時や散歩、買い物途中などに歩きながらできる瞑想、いわゆる『歩行瞑想』についてお話しさせていただきました。
現代人は一日におよそ60,000回くらい思考すると言われています。
睡眠時間を除くとほとんど常に思考を重ねているといえます。
さらにネガティブな思考が占める割合のほうが多いと言われています。
これではさすがに心も脳も疲れてしまいますよね。
ストレス解消には瞑想や運動が効果的と言われています。
歩行瞑想はどちらも兼ね備えていてまさに一石二鳥ですね。
早速試してみてはいかがでしょうか?
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