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ボクシング

ボクシング・田口良一の戦績を振り返り年末の統一戦を考察!勝敗は僅差?

2018/01/03

 

今年も残すところあとわずか。

いよいよ年末のボクシング世界戦ラッシュが近づいてきました。

中でも今年の大トリをつとめるのがWBA世界ライトフライ級王者の田口良一選手!

WBO王者・田中恒成選手との日本人同士の2団体王座統一戦は幻となってしまいましたが、それに勝るとも劣らない最高の舞台が待っていました。

今年5月に三階級王者の激闘王・八重樫東選手をなんと1RでKOした現・IBF王者、ミラン・メリンド選手と対戦します。

日本人選手としては2012年の井岡一翔選手VS八重樫東選手以来となる他団体王者同士の統一戦ということで非常に楽しみな一戦。

是非とも田口良一選手の2冠に期待したいところです。

そこで今回は2017年の大トリをつとめる田口良一選手のこれまでの戦績を振り返ることで、あらためて彼の強さを確認した上でIBF王者ミラン・メリンド選手との試合について考察してみたいと思います。

 

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■田口良一選手の戦績

※田口良一選手の2017年12月20日現在の戦績

・アマ戦績:2戦2勝(2KO・RSC)

・プロ戦績:30戦26勝(12KO)2敗2分

 

【プロ戦績一覧】

2006年7月19日 〇1R 2:52TKO 瀬尾智宏(川島)

2006年9月27日 〇3R 1:4TKO 紺谷陽広(協栄カヌマ)

2006年12月11日 〇4R判定(3-0) 鬼ヶ島竜(三谷大和)

2007年6月6日 〇4R判定(3-0) 平野太誠(館山牛若丸原田)

2007年9月27日 〇4R判定(3-0) 大城和樹(白井・具志堅)

2007年11月4日 〇4R判定(3-0) 高島昌良(横浜光) 第64回東日本ライトフライ級新人王/獲得

2007年12月22日 〇5R判定(3-0) 中澤翔(大鵬) 第54回全日本ライトフライ級新人王/獲得

2008年3月27日 〇6R判定(3-0) 須江伸太郎(シシド)

2009年2月7日 〇2R 1:27 KO サンサクダ・ポータサナポン( タイ)

2009年8月1日 ●8R 判定(0-3) 瀬川正義(横浜光)

2009年12月28日 〇2R反則 田中教仁(ドリーム)

2010年4月11日 〇8R判定(3-0) 中澤翔(大鵬)

2010年7月28日 〇6R 2:30TKO 平川聖也(斎田)

2010年10月1日 〇7R 2:59TKO 大内淳雅(角海老宝石)

2011年1月28日 〇8R 1:47TKO 沼田慶一(E&Jカシアス)

2011年7月5日 〇6R判定(3-0) 久田哲也(ハラダ)2011最強後楽園ライトフライ級トーナメント準決勝

2011年10月15日 〇6R 0:23TKO 木村悠(帝拳) 2011最強後楽園ライトフライ級トーナメント決勝/優勝

2012年3月12日 △10R判定(1-1) 黒田雅之(川崎新田) 日本ライトフライ級王座挑戦

2012年7月16日 〇1R 1:58KO ペッダム・ロンリエンキーララムパン( タイ)

2013年4月3日 〇10R判定(3-0) 知念勇樹(琉球) 日本ライトフライ級王座獲得

2013年8月25日 ●10R判定(0-3) 井上尚弥(大橋) 日本王座陥落

2013年12月31日 〇8R判定(3-0) ライアン・ビト(フィリピン)

2014年7月5日 〇8R判定(3-0) フローレンテ・コンデス フィリピンの旗 フィリピン

2014年12月31日 〇12R判定(3-0) アルベルト・ロッセル(ペルー)WBA世界ライトフライ級王座獲得

2015年5月6日 〇8R 0:36TKO クワンタイ・シッモーセン(タイ)防衛①

2015年12月31日 〇9R 終了TKO ルイス・デ・ラ・ロサ(コロンビア)防衛②

2016年4月27日 〇11R 終了TKO ファン・ランダエタ(ベネズエラ)防衛③

2016年8月31日 〇12R判定(3-0) 宮崎亮(井岡)防衛④

2016年12月31日 △12R判定(1-1) カルロス・カニサレス (ベネズエラ)防衛⑤

2017年7月23日 〇9R 0:24TKO ロベルト・バレラ(コロンビア)防衛⑥

2017年12月31日 ミラン・メリンド(フィリピン)WBA・IBF世界ライトフライ級王座統一戦 試合前
【獲得タイトル】

・東日本新人王
・全日本新人王
・日本ライトフライ級王者
・WBAライトフライ級王者

 

新人王トーナメント、最強後楽園ホールライトフライ級トーナメントと相手を選ばず勝ち上がり、日本タイトル、世界タイトルと着実に階段を上がってきました。

アマチュアで実績を積んだエリートボクサーではなく、漫画「はじめの一歩」幕の内一歩「あしたのジョー」矢吹丈のようにプロで揉まれてのし上がったタイプの選手です。

近年の日本人トップ選手はアマ戦績豊富な選手が多い中、希少なタイプと言えます。

こうして田口良一選手の過去の対戦相手を見てみると世界王者経験者との対戦が多いですね。

木村悠選手(後にWBCライトフライ級王座を獲得)、アルベルト・ロッセル選手(元WBAライトフライ級王者)、ファン・ランダエタ選手(元WBAミニマム級暫定王者)、宮崎亮選手(元WBAミニマム級王者)。

そして現WBOスーパーフライ王者・井上尚弥選手。

数々の猛者との対戦の中でも、井上選手との対戦は敗れはしたものの田口選手の飛躍となる一戦でした。

本来のウェイトではないライトフライ級時代の井上尚弥選手ではありましたが、真っ向から打ち合い、一歩も引かず、そして一度もダウンをすることなくフルラウンド戦い抜いたタフネスぶりはまさに世界屈指。

その後の井上選手の勝ちっぷりを見ると田口選手の凄さがあらためてわかります。

このタフネスぶりは年末の統一戦でも大きな武器となることでしょう。

 

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■あらためて年末の統一戦を考察してみる

以前の記事で試合結果は判定で田口良一選手が勝つと考えています。

2017年・年末ボクシングの主役は田口良一!IBF王者と統一戦決定!

 

その根拠としてはまず田口選手のこれまでの世界戦7戦を考えてみても世界トップクラスの選手を相手に苦戦らしい苦戦は昨年大晦日のカルロス・カニサレス戦の一戦のみ。

この試合は逃げるカニサレス選手を捕えきれずどっちつかずのラウンドを重ねたままズルズルと最終ラウンドまで行ってしまった感じ。

では今回のメリンド選手との対戦でカニサレス戦の再現が起こるかと考えると、まずないと思います。

確かにメリンド選手は足も使える器用な選手ではありますが、カニサレス選手よりもずっと好戦的な選手です。

逃げる追うといった展開にはならないと思います。

ではメリンド選手がガンガン攻めてきたらどうか?

あの八重樫選手を1RでKOするくらいだからやばいのでは?と思ってしまいますが、メリンド選手はそれほどKO率の高い選手ではないので怖さという面ではライトフライ級時代の井上尚弥選手の方が充分怖い相手に間違いないでしょう。

八重樫選手が1Rで敗れてしまったのはミランド選手のうまさもありますがこれまでの激闘で蓄積したダメージによるものが影響したように感じます。

ミランド選手が攻めてきたとしたら、ここは田口選手の持ち前のタフネスさを発揮する機会となるでしょう。

私の最終的な展望としてはやはりお互いに攻め合う激しい展開となると思います。

前半は器用なミランド選手に手こずるものの、後半は田口選手のタフネスぶりで盛り返す展開で僅差の判定になると予想します。

そして打たれても前に出る田口選手の積極性と日本開催という地の利も踏まえて最後に田口選手の右手が上がると予想しています。

 

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