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ボクシング

三浦隆司、王座奪還ならず!果敢に攻めるもベルチェルトを捕まえきれず!

2018/01/03

 

7月15日(日本時間16日)にボクシングのWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦が米国カリフォルニア州で行われました。

挑戦者で同級1位の「ボンバーレフト」三浦隆司選手(帝拳)がWBC同級王者ミゲル・ベルチェルト選手とメインイベントで対戦。

両者最終12ラウンドまで戦い抜き勝負の行方は判定に委ねられました。

ジャッジ3人の採点は116-111、119-108、120-109と3人が大差でベルチェルト選手を支持。

0-3の判定で敗れた三浦隆司選手は2015年11月以来の王座奪還とはなりませんでした。

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■試合前

今年1月28日、WBCスーパーフェザー級のトップボクサー4人が同じリングに立ちました。

ベルチェルト選手は当時WBC同級王者のフランシスコ・バルガス選手と、三浦隆司選手は同級2位のミゲール・ローマン選手と対戦し、それぞれベルチェルト選手と三浦選手が勝利

そして両者の対戦が決まりました。

米国のリングで戦い、過去には年間最高試合に選出されたこともある三浦選手。

本場アメリカにも多くのファンがいます。

今回、試合前から年間最高試合候補との声も挙がるほど注目されていました。

そしてこの試合のはじまる前には内山高志選手に2度勝利したWBAスーパー王者ジェスレル・コラレス選手がセミファイナルに登場。

WBA同級1位の挑戦者カステジャノス選手と対戦し、ダウンの応酬の末、10回負傷判定で防衛に成功しました。

WBAスーパー王者であるコラレス選手の試合を前座にしてメインイベンターを務めるベルチェルト選手&三浦選手の両者。

この試合の注目度の高さを物語ります。

三浦選手が勝ったら次はコラレス選手と対戦すれば米国はもちろん、日本国内でも盛り上がりそうだな~なんて思いました。

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■試合経過

会場となった「ザ・フォーラム」の盛り上がりがピークに達する中、試合開始のゴングが鳴ります。

これまで31勝(24KO)3敗2分の三浦隆司選手と31勝(28KO)1敗とともに非常に高いKO率を誇る両者の対戦。

KO決着の臭いがプンプンする中、早くも試合は動きます。

初回終盤、ベルチェルト選手の左右フックが三浦選手を捕え早くもダウンを奪われてしまいます。

続く2回にもベルチェルト選手の右が三浦選手に襲い掛かり危ない場面も。

序盤から劣勢に立たされる三浦選手。

しかし、いつも比較的スロースターターな三浦選手は前回のローマン戦も序盤はリードを許したし、バルガス戦も初回にダウン寸前のピンチに陥るも、中盤にはKO寸前まで追い詰めていました。

 

勝負はここからだ!

 

「ボンバーレフト」が決まれば一発で試合は決まる!

 

12ラウンド36分の間にその一発を当てれば三浦選手の勝利となるのだ!

 

そんな思いで三浦選手を応援していました。

しかしベルチェルト選手はそれをさせてくれなかった。

前に出てくる三浦選手に対し足を使ってうまく捌いては的確にパンチを当ててポイントを稼いぐベルチェルト選手。

中盤以降、三浦選手のボディに足を止められる場面もありましたが、終始冷静に安全運転でポイントを積み重ねていきます。

ベルチェルト選手の的確で強烈なパンチに耐えながら果敢に前へ出て攻めていく三浦選手でしたが、最後までベルチェルト選手を捕えることができず。

0-3の判定で敗れてしまいました。

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■さいごに

優勢に試合を進行したベルチェルト選手がKOを狙いに来ていたら、両者の距離は縮まり、試合はまた違った展開になっていたかもしれませんね。

しかし、これまでの戦績や前回のバルガス戦で見せた攻撃的なボクシングが印象的だったベルチェルト選手でしたが今回のようなボクシングは正直予想していませんでした。

三浦選手ももっと出てくると予想していたのではないでしょうか。

今回、ベルチェルト選手の強さ、器用さを改めて感じさせられた試合でした。

次の対戦相手はWBA王者コラレス選手でしょうか?

それともこの階級最強と呼び声の高いWBO王者ワシル・ロマチェンコ選手でしょうか?

いずれにしても超ビッグカードとなりますね。

そしてこの階級の日本人元王者、三浦隆司選手、内山高志選手の進退はどうなるのでしょうか?

両者とも日本の誇るスーパーボクサーですから非常に気になります。

今後もこのスーパーフェザー級の動向には注目が必要ですね。

 

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